美肌・美白

「リンゴのような赤い頬」「トナカイのように真っ赤な鼻」など、顔の“赤み”にコンプレックスを抱いている方へ。

今回は「赤ら顔」に効果を発揮する、Vビームとフォトフェイシャルを徹底比較しました。両者の違いは?選び方は?など、赤ら顔治療の疑問をマルッと解決していきます。

クロ現_HIFU

赤ら顔の原因と症状

赤ら顔は鼻や頬などに赤みが現れる病気です。

「鼻の頭が赤い」「頬が赤くてりんごのよう」など症状は様々ですが、原因は主に次の2つです。

・毛細血管の拡張
・皮膚の炎症

それぞれどのような要因で起こり、どういった症状があるのか?詳しく解説していきます。

毛細血管の拡張による赤み

皮膚の真皮にある毛細血管が広がって表皮近くまで伸びてきて、肌表面から透けて見えるようになった状態です。

気温差や、怒りや緊張といった感情の変化、飲酒などの影響で血流が増えて、一時的に毛細血管が広がり肌が赤くなるというのは誰にでもあることですが、広がった血管がもとに戻らなくなると、毛細血管拡張症と呼ばれるようになります。

毛細血管の拡張による赤み

引用:https://biyouhifuko.com/column/8115/

毛細血管が拡張する原因は、

・紫外線の影響
・加齢による皮膚の変化
・内臓の病気からくる皮膚疾患

など様々です。

生まれつきの場合もありますし、色白だったり皮膚が薄かったりすると、血管が透けて見えやすくなるという体質的な要因もあります。

また、主に見られるのは次のような症状です。

・血管が網目状に見える(主に頬)
・小鼻やその周辺が赤く目立つ
・顔全体が火照ったような感じに見える
・気温の変化で悪化する

引用:https://biyouhifuko.com/column/8115/

酒さ

酒さは顔が赤くなり毛細血管が拡張した状態が長く続いてしまう病気です。
先にお伝えした「毛細血管の拡張による赤み」の症状に似ていますが、酒さは“かゆみ”を生じる点が大きく異なります。

酒さの原因は、

・アルコール
・紫外線
・ストレス
・辛みの強い食べ物

など様々ですが、詳しい原因は分かっておらず難治性の疾患と言われています。

皮膚の炎症による赤み

皮膚炎やニキビを繰り返すことも赤みの原因となります。炎症による赤みは炎症後紅斑ともいい、炎症が起きた部分に起こります。炎症によって毛細血管がダメージを受けることで、拡張や異常増殖に繋がり、赤みとなって現れるのです。

基本的には炎症がおさまることで自然と治癒することも多いのですが、皮膚の深い部分が炎症によってダメージを受けた場合、なかなか治らずに数年が経過してしまうことも。

炎症による赤みとして主に見られるのは、次のような症状です。

・ヒリヒリ感を伴う
・ニキビや湿疹、虫さされの後に赤みや紫がかった斑点として残る

また、炎症を繰り返すことで毛細血管の拡張がもとに戻らなくなり、毛細血管拡張症につながることもあります。

引用:https://biyouhifuko.com/column/8115/

赤ら顔はセルフケアで治せる?

毛穴レス

赤ら顔をセルフケアのみで治すのは、残念ながら難しいと言われています。

・ストレスを溜めない
・規則正しい生活をする
・栄養バランスの整った食事をとる
・香辛料を控える
・肌の保湿を丁寧に行う

など、日々の生活を変えることで改善する可能性もありますが、劇的に治るということは考え辛いです。「赤ら顔を本気で治したい。」という方は、美容クリニックに相談するのが良いでしょう。

赤ら顔の治療方法

美容クリニックで赤ら顔を治療する際には、光治療やレーザー治療で赤みの原因になっている余分な毛細血管を除去する方法が用いられます。中でも、

・フォトフェイシャル(光治療)
・Vビーム

などは、赤ら顔治療の定番。繰り返し施術を受けることで、赤みを薄くしたりほぼ消失させたりすることが可能です。

では、フォトフェイシャルとVビームはどのような治療なのでしょうか?詳しくみていきましょう。

Vビームとは

Vビームの特徴

Vビームは、シネロン・キャンデラ社が開発した皮膚良性血管病変治療用ロングパルスダイレーザーです。595nmの波長を持っており、“赤み”をターゲットにしたレーザーの代表格と言っても過言ではありません。

Vビームの光は赤血球に含まれる酸化ヘモグロビンに吸収されやすく、吸収されると熱エネルギーに変換され、赤血球を加熱します。赤血球から拡散する熱で毛細血管が収縮・破壊されることで、赤みを改善へと導きます。

Vビームの治療が受けられる美容クリニック一覧

一覧はこちらから

Vビームの効果

赤がターゲットのVビームは、肌の赤みに関する治療全般に効果があります。

・血管腫
・赤いあざ
・赤ら顔
・ニキビ肌の赤み
・ニキビ跡の赤み
・肌のハリツヤ
・小じわ

血管腫や赤ら顔などの赤みを除去する効果はもちろん、レーザーの熱エネルギーが肌のハリ・弾力に関わる線維芽細胞を活性化させることで、コラーゲンの生成が促進され肌のツヤ・ハリ向上や小じわ改善といった美肌効果も期待できます。

フォトフェイシャル(光治療)とは

フォトフェイシャルの特徴

フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)という光を照射する美肌治療です。

フォトフェイシャル、光治療、とは

肌にカメラのフラッシュのような光を照射することで、肌の複合的な悩みにアプローチし、さまざまな美肌効果が期待できます。

なかでも、最も効果が期待される症状はシミ・そばかすの改善といわれています。

レーザーでのシミ取りとは違い、照射後かさぶたになることがなく、絆創膏などで保護する必要もないため、より手軽なシミやそばかす治療として人気です。

引用:https://biyouhifuko.com/column/4903/

※「フォトフェイシャル=光治療」という意味で広く用いられていますが、フォトフェイシャルはルミナス社の登録商標です。

フォトフェイシャルの効果

フォトフェイシャルの光は赤・黒・茶の色素に反応するため、肌に現れる様々な症状を改善できます。

・シミ、そばかす、くすみ
・ニキビ跡
・赤ら顔
・しわ

など、肌全体に広がる複合的な悩みにアプローチすることが可能です。

ただし、Vビームに比べると赤ら顔に対する効果は穏やかです。回数を重ねることで赤みを徐々に改善へ導きますが、完全に消すことは難しいといわれています。

vビームとフォトフェイシャルの違い

赤ら顔に効果を発揮する「Vビーム」と「フォトフェイシャル」ですが、両者の違いは何なのでしょうか?詳しくみていきましょう。

Vビーム

フォトフェイシャル

費用相場

¥5,000~¥50,000

(症状や範囲で異なる)

¥20,000~¥50,000

赤みへの効果

★★★★★

★★☆☆☆

痛みレベル

★★★★★

★☆☆☆☆

ダウンタイム

1~2週間程度

腫れ・赤み

点状出血

紫斑など

ほぼなし

こんな人におすすめ!

・毛細血管拡張症による赤みがある人

・血管腫の人

(保険適用の場合も)

・赤ら顔を治したいが痛みやダウンタイムが軽い方がよい人

・ニキビによる赤みで悩んでいる人

参考:https://biyouhifuko.com/column/8115/

費用の違い

Vビームとフォトフェイシャルの費用は、単純に比べることはできません。
フォトフェイシャルは「全顔1回当たり○○円」という料金設定が一般的ですが、Vビームは症状や範囲によって値段が大きく変わります。

また、Vビームは「毛細血管拡張症」や「血管腫」の場合は健康保険適用ですが、ニキビ跡の赤み治療の場合は保険適用外です。

赤みに対する効果の違い

赤みに対する効果は、フォトフェイシャルよりVビームの方が高いです。
生まれつきの赤いあざや、くも状の毛細血管が浮き出た状態など、赤みが酷い場合はVビームの方が向いているでしょう。

ダウンタイムや痛みの違い

ダウンタイムや痛みのレベルは、フォトフェイシャルの方が断然軽いです。

フォトフェイシャルのダウンタイムはほぼゼロ。黒いかさぶたのようなものが出来ますが数日で自然に剥がれ落ちます。

一方、Vビームは皮膚への刺激が強いためダウンタイムがそれなりにあります。施術後の腫れや赤みが落ち着くまで、約1週間はかかるでしょう。

どちらを選ぶべき?Vビームとフォトフェイシャルの選び方

Vビームが向いているのはこんな人

・赤いあざを除去したい人
・くも状の毛細血管が頬や鼻に浮き出ている人
・頬に透けた赤い毛細血管が目視できる人
・鼻に赤いブツブツがあり化膿している人

フォトフェイシャルが向いているのはこんな人

・ほほの薄い赤みが気になる人
・赤みと同時にシミやそばかすも薄くしたい人
・肌全体を底上げしたい人

費用・痛みのレベル・ダウンタイムなど考慮する事項は沢山ありますが、やはり症状に対し最も高い効果が得られる方を選ぶのが大前提です。

自分の症状が自費なのか?保険適用なのか?なども含め、医師と相談しながら施術方法を決めましょう。

Vビーム施術の詳細

Vビームの料金目安

Vビームの費用相場は症状や治療範囲によって異なり、およそ5,000~50,000円です。

目安は、気になる部分をスポット照射するのであれば5,000円/回〜、ホホや額は20,000円前後/回〜、全顔で30,000〜50,000円/回あたりに設定しているクリニックが多いようです。
症状によっては健康保険が適用になる場合もあるため、医師に相談してみましょう。

引用:https://biyouhifuko.com/column/8115/
引用:https://biyouhifuko.com/column/14019/

Vビームの施術回数

施術回数の目安は以下の通りです。

・細血管拡張症:3カ月ごとに3~5回程度
・ニキビ痕など:3~4週間ごとに3~5回程度

Vビームの副作用・リスク

施術後に腫れや赤みが出現することがありますが、数時間程度で落ち着くことがほとんどです。また、やけどや水ぶくれなどを生じるリスクがありますが非常に稀です。

Vビームのダウンタイム

皮膚への刺激が強い治療法であるため、腫れや赤みといったダウンタイムが重めです。照射部位にアザのような内出血や炎症後色素沈着が、1週間程度起こることもあります。

施術後のケアは医師の指示に従い、紫外線対策をしっかりと行いましょう。

Vビームの痛み

照射直前に冷却ガスが噴射されることで、施術の痛みや肌のダメージを抑えながら治療することが可能です。輪ゴムではじかれるような痛みがありますが、麻酔クリームを使用することで痛みを和らげることができます。

引用:https://biyouhifuko.com/column/14019/
引用:https://biyouhifuko.com/column/8115/

Vビームの治療の流れ

①医師の診察
クリニックで肌状態や症状を見ながら、Vビームによるレーザー治療が適しているかどうかを診断します。

②施術当日
当日、治療部分に日焼け止めやメイクをしている方は、施術前に落とす必要があります。施術後は通常通りのスキンケアやメイクができますが、赤みやヒリつきが強いときには患部を避けるようにしましょう。

③麻酔
Vビームは強力な冷却装置で痛みを緩和するため、基本的に麻酔は不要です。広範囲に照射する場合や希望があれば必要に応じて麻酔を行うことがあり、麻酔方法については、麻酔クリームの塗布やテープを貼るといったことを行います。

④照射
Vビームによるレーザー照射時は、冷却システムが装備されているため、肌への負担や痛みが軽減されます。また、周囲の正常な細胞を傷つけることもほぼありません。治療時間は範囲によって異なりますが、5〜15分程度です。

③照射後
Vビームによるレーザー照射後は、炎症をおさえるローションを塗って終了です。治療当日は患部を触らずそのままにしておきます。治療の翌日から入浴は可能ですが、熱いお湯に入ったり、照射部位を強くこすらないようにしましょう。メイクや洗顔は患部を避けて当日より可能です。

引用:https://biyouhifuko.com/column/14019/

VビームプリマとVビーム2の違い

日本では「Vビームプリマ」と「Vビーム2」という2種類の機種が主に用いられています。

・Vビーム2:2016年モデル
・Vビームプリマ:2020年最新モデル

両者はどちらも595nmの波長をもつ色素レーザーですが、最新機種のVビームプリマの方が、より使い勝手や性能が向上しているようです。

Vビームプリマ

Vビーム2

口径

3mm~15mm幅で調整可能

(0.5㎜間隔)

5,7,10,12mmのみ

施術時間

アプローチ深度

立ち上がり時間

直径3mm~最大15mmの口径で照射可能なVビームプリマは、Vビーム2に比べてよりスピーディーな照射が可能です。
また、大きな口径に改良されたことでエネルギーの到達深度が深くなり、肌奥深くの血管にまでアプローチできるようになりました。

Vビーム2で効果を感じられない場合は、最新機種のVビームプリマを試してみるのもおすすめです。

フォトフェイシャル施術の詳細

フォトフェイシャルの料金目安

フォトフェイシャルの料金目安は、1回当たり8,000円〜50,000円です。医師施術かナース施術かによっても、費用は大きく異なります。

フォトフェイシャルの施術回数

フォトフェイシャルは回数を重ねることでシミや赤ら顔などが目立たなくなり、色ムラのない均一なトーンの肌に近づけます。
約1ヶ月おきの間隔で、3~6回程度継続して照射するのがより効果的だと言われています。

引用:https://biyouhifuko.com/column/17688/

フォトフェイシャルの副作用・リスク

肝斑はちょっとした刺激で濃くなることが知られており、フォトフェイシャル(光治療)で悪化する可能性があります。
肝斑の治療ができる光治療機器も開発されていますが、肝斑は様々な原因が複合的に重なって出現・悪化するため、治療には医師の正しい診断や、適切な照射回数、出力の設定などが欠かせません。

また、光過敏症の人はかゆみ、赤み、発疹などが起こることがあるため、施術前に医師に相談しましょう。

フォトフェイシャルのダウンタイム

赤ら顔に対する効果はVビームより穏やかですが、その分肌への刺激は軽くダウンタイムもほとんどありません。

治療後2〜3日で反応した部分が黒くなりカサブタのような物が出来ますが、自然と剥がれ落ちるまでは無理に剥がそうとしないでください。
赤みや軽度の腫れが数日ほど続くことがありますが稀です。

引用:https://biyouhifuko.com/column/17545/

フォトフェイシャルの痛み

フォトフェイシャルの痛みはそれほど強くなく、輪ゴムで弾かれる程度と言われています。

しかし、痛みの感じ方は人それぞれ。痛みに弱い人にとっては、辛いこともあるかもしれません。不安がある方は、医師に相談して麻酔クリーム等を使用してもらいましょう。

引用:https://biyouhifuko.com/column/17688/

治療の流れ

①医師の診察
メイクを落としお肌の状態をチェックした上で、ドクターが適切な出力を決めていきます。

②フォトフェイシャル照射
ジェルを施術部位もしくは機械の肌に触れる部分に塗り、目元をゴーグルで保護した後、光を照射します。

※照射時の光は、写真撮影時のカメラのフラッシュのようなイメージです。1回の照射ごとに眩しい光が出ますが、強い痛みは感じにくいです。

③フォトフェイシャル照射後
ジェルをふき取り保湿をして完了。施術時間は、お顔全体の場合でおよそ15分〜20分ほどです。ダウンタイムも少ないので、終了後は基本的に通常通りのスキンケアやメイク可能です。

引用:https://biyouhifuko.com/column/5078/

ニキビが原因の赤ら顔にはフォトフェイシャルM22がおすすめ

ニキビを繰り返すことで赤みが出現している人には、フォトフェイシャルM22がおすすめです。

フォトフォトフェイシャルM22には9種類のフィルターがあり、肌悩みに合わせて使い分けることができます。

・ニキビ跡の赤み
・酒さや赤ら顔の赤み

など、“赤みの原因”に応じたオーダーメイドの治療が可能です。

中でも、ニキビ治療に最適な2種類の波長を持つ「アクネフィルター」は、炎症性のニキビ治療に定評あり。なかなか治らない頑固なニキビにお悩みの方に向いています。

まとめ

Vビームとフォトフェイシャルはどちらも赤ら顔を改善しますが、それぞれ特徴が大きく異なります。
費用・ダウンタイム・痛み・効果などを総合的に判断して選ぶことが大切ですが、どちらが向いているか迷った時には医師と相談して決めましょう。

セルフケアでは改善が難しい赤ら顔でも、Vビームやフォトフェイシャルなら治療ができます。「生まれつきだから仕方ない。」と諦めていた方も、一度美容クリニックに相談してみてはいかがでしょうか?

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