目元の皮膚は他の部分より薄く、紫外線や摩擦など刺激の影響を受けやすいデリケートなパーツです。そのためシワやたるみができやすく、実年齢より老けて見られてしまうことも。活き活きした目元を保つためには、普段から目元のケアは意識した方が良いでしょう。

目の下 シワ

エイジングケアの中でも、なかなか効果が出ずに怠りがちなのが「目元」のケアという方は意外と多いのではないでしょうか。

目の下のシワやたるみは、老け見えや疲れた印象の一因となっています。

実は目の下のシワにはいくつか種類があり、原因や対処法が異なります。セルフケアでの改善は難しいとされていますが、美容医療では効果的にアプローチ可能な治療法があります。

この記事では、目の下のシワの原因や、美容医療での対処法をご紹介していきたいたいと思います。

目が人に与える印象

目が人に与える印象

第一印象は“目”で決まる!?

人の第一印象はで判断されることが約7と言われていますが、顔の中でもを重要視している人は約8とされています。

つまり、「目の印象がその人自身を映し出す」と言っても過言ではありません。それほど、目が人に与える印象というのは影響が大きいようです。

目元ケアへの意識

目は人の印象を決める影響力の大きいパーツですが、目元ケア(セルフケア)を行う人の割合は意外と少ないようです。

理由としては、以下のようなことが考えられます。

①目元ケア専用のアイテムが高額

②効果を感じにくい

③面倒に感じる

目元の皮膚は他の部分より薄く、紫外線や摩擦など刺激の影響を受けやすいデリケートなパーツです。そのためシワやたるみができやすく、実年齢より老けて見られてしまうことも。活き活きした目元を保つためには、普段から目元のケアは意識した方が良いでしょう。

目の下のシワ 種類と原因

目の下のシワ 種類と原因

目の下の種類には、「表情ジワ」「乾燥による(表皮性)シワ」「たるみ(真皮性)ジワ(ゴルゴライン含む)」「目の下の膨らみ(メーラーファット)」などがあります。

原因 特徴
表情ジワ

・表情の変化の繰り返し

・加齢や紫外線ダメージ

目元や目尻以外に額、眉間、口元など感情を表す際に動かす部分にできやすい
表皮性シワ

・乾燥

・角質層の機能低下

肌の表面にできるちりめん状または線状の細かいシワで、若い人にも見られる
真皮性シワ

・紫外線ダメージ

・真皮の線維芽細胞の衰やコラーゲンの減少

・表皮性シワの進行形

・真皮層までシワが到達し、V字型に陥没した状態

ゴルゴライン

(ミッドチークライン)

・表情筋や筋膜の衰え

・肌弾力の低下により、目の下周辺の組織     が下垂

・目頭から頬に伸びている線を指す

メーラーファット

骨の萎縮

・筋肉の衰え

・支持靭帯の衰え    

・眼帯を支える靭帯が下がり、目周りの脂肪が突出する

老化は避けられませんが、乾燥や紫外線は日頃から意識して対策するよう心がけると良いでしょう。

では次章で、美容医療でのシワの種類別対処法についてご紹介します。

目の下のシワ 種類別対処法

目の下のシワ 種類別対処法

美容医療では、目の下のシワの種類別にさまざまな治療法があります。

但し、メーラーファットに関しては手術での除去が一般的ですが、顔用の腫れにくい脂肪溶解注射などで治療を行うクリニックもあるようです。

表情ジワ 表皮性シワ 真皮性シワ ゴルゴライン
ヒアルロン酸注射

ベビーコラーゲン注射
PRP療法
フィロルガ(水光)注射

・ハイフアイシャワー

・アイシャドウハイフ

マドンナ・アイ

ボツリヌス注射

※〇:効果有 △:多少効果有 無印:適応外    

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、粘性のあるジェル状のヒアルロン酸製剤をボリュームの足りない部分や凹んだ部分、もしくはシワの溝に沿って注入することで肌の内部から膨らませて、凹みや溝を埋める治療法です。ゴルゴラインのように深く刻まれたシワや真皮ジワの改善に効果を発揮すると言われています。

ただし、目の下のように皮膚の薄い部分に注入すると、皮膚内部のヒアルロン酸が透けて青く見える「チンダル現象」が起こるリスクがあるため、目の下の凹みにはベビーコラーゲンの方が向いているとされています。               

ヒアルロン酸はもともと体の中に存在する成分で、注入後は徐々に体に吸収されるため、効果を持続させるには継続的な注入が必要とされています。

【費用相場】2万~10万円程度

【目安回数】月に2回程度、その後半年~1年に1回程度

ベビーコラーゲン注射

ベビーコラーゲンはヒトの胎盤に含まれるコラーゲンが使われているため、アレルギーリスクが少ないと言われています。

また、組織再生能力が高いとされる型コラーゲンを多く含んでいることから、物理的に内側から持ち上げる効果に加えて、肌の生まれ変わりを促す効果 期待できます。

ベビーコラーゲンは肌になじみやすい性質があり、皮膚の薄い目元のシワ改善に適していると言われています。

【費用相場】3万~10万円程度 薬剤の種類による

【目安回数】半年~1年に1回程度

PRP療法

PRP( 多血小板血漿)療法は、自身の血液を利用します。

専用のキットを使って採血した血液を遠心分離にかけ、血小板のみ(W-PRPの場合は血小板と白血球)を抽出します。このPRPには細胞の再生や修復を促す成長因子が豊富に含まれているため 自身の組織を再生してシワやたるみにアプローチする治療法です。

血小板には細胞を若返らせる「成長因子」が含まれていて、この成長因子がコラーゲンやエラスチンの生成や表皮の新陳代謝を促し、シワやたるみを改善へと導きます。

PRP療法は、特に目元の改善効果が高いといわれており、目の下のくまやたるみ、目尻のちりめんじわなど幅広い悩みに対応可能だとされています。

【費用相場】15万~25円万程度

推奨回数 1 年~3年程度持続可能

フィロルガ(水光)注射

フィロルガ(水光)注射は、美容大国韓国では「シャネル注射」呼ばれています。

50種類以上の肌に必要な有効成分を含んでおり、1回の施術でさまざまな肌トラブルやエイジングケアに効果を発揮すると言われています。

注射(手打ち)、水光注射、ダーマペン4など、さまざまな注入方法で行われます。注入手法によって得られる効果も多少違ってくるため、希望にあった方法を選ぶことが大事です。薬剤の効果としては、コラーゲンやエラスチンの産生を促進し、活性酸素など肌へのダメージを減らし、肌に必要な栄養分を行き渡らせることで、ハリやキメ、小じわの改善や毛穴の縮小といった効果が期待できます。
乾燥に対する効果が高いため、乾燥が原因で起こりがちな目尻のちりめんじわに高い効果を発揮するといわれています。

【費用相場】3万円程度

推奨回数3〜4週間に1合計35回程度、その後月1回を5回程度継続、最終的に年1回程度で良い状態を保つことが可能とされています。

ハイフアイシャワー・アイシャドウハイフ

ハイフとは、狙った深さに焦点を合わせて超音波を照射する技術である高密度焦点式超音波という技術を利用し、従来の機械では届かなかった深さまで肌表面を傷つけずにアプローチして、たるみの改善や部分痩せへと導く治療機器の総称です。

ハイフは切らないリフトアップ治療機として有名ですが、そのハイフの目元専用治療法にハイフアイシャワーやアイシャドウハイフがあります。ハイフアイシャワーはウルトラフォーマー、アイシャドウハイフはソノクイーンというハイフ機器での治療となり、1.5mm2mm深さまで届くカートリッジ皮膚の薄い目周りを照射真皮層にアプローチし、目元の小じわやまぶたのたるみといった症状の改善を目指します。

【費用相場】2万~4万程度

推奨回数1月~2か月の間隔で、35回程度

マドンナ・アイ(マドンナリフト)

マドンナ・アイ(マドンナリフト)は、DEKA社(イタリア)製の「SmartXideDOT(スマートサイドドット)」というフラクショナル炭酸ガスレーザー機器を使用し、目周りにレーザー照射をする治療法です。

 微小なレーザーを照射して皮膚に小さな穴をあけ、穴周りに発生する熱により皮膚の収縮と新たなコラーゲン生成を促すことで肌にハリを出し、小じわやたるみを改善へと導きます。

手術以外での対応が難しいとされていた上瞼や下瞼も対応可能で、上瞼のたるみ治療であの有名歌手のマドンナが施術に大満足したとのことで、マドンナ・アイ”というネーミングがついたと言われています。

【費用相場】4万~6万前後

推奨回数23月に1回の間隔で、35回程度

ボツリヌス注射

ボツリヌス注射に使用されている主成分(ボツリヌストキシン)は、ボツリヌス菌から抽出された毒性のないタンパク質の一種です。

ボツリヌストキシンには「アセチルコリン」という筋肉や汗腺に作用する神経伝達物質の放出を阻害する働きがあります。

目元のシワの筋肉に注入すると筋肉が弛緩し、それを補うように周囲の筋肉が皮膚をひっぱることで、シワを軽減させる効果が期待できます。

ボツリヌストキシン製剤には複数の種類が存在していて、FDA(アメリカ)や厚生労働省に承認され安全性や信頼性の高い「ボトックスビスタ(米国)」をはじめ、耐性ができにくいとされている「ゼオミン(ドイツ)」や「コアトックス(韓国)」などがあります ボツリヌス注射は表情ジワにのみ効果を発揮するため、目尻や目の下の表情ジワ、眉間のシワなどへの対応が可能です。

【費用相場】2万~5万程度 製剤の種類による

推奨回数36月毎

目の下のシワ治療 リスクや注意点

目の下のシワ治療 リスクや注意点

目の下のシワにはさまざまな治療法がありますが、リスクや注意点についても理解して施術に臨みましょう。

リスク

修正が難しい(ベビーコラーゲン)

ベビーコラーゲンは溶かすことが出来ないため、万が一仕上がりが気に入らない、また多く注入してしまった場合は修正ができないと言われています。

気に入らない場合は 成分が体に吸収されるまで数か月待つ必要があるため、治療を開始する時は少なめから始めて様子を見ながら追加していくのが良いとされています

肌が青く見える、膨らみになる場合がある(ヒアルロン酸)

     目の下のくぼみが深くてくまになっている場合、ヒアルロン酸の注入量が多くなることで皮膚から透けて青く見えるという「チンダル現象」が起こる可能性があります。そういった場合はヒアルロン酸以外の製剤での治療を検討したほうが良いかもしれません。

また、ヒアルロン酸にはいくつか種類があり、特に皮膚の薄い目の下には粒子の細かいものを選ぶ必要がありますが、適切でないヒアルロン酸が使用されるとしこりのような膨らみになって残ってしまうことが考えられます。

膨らみが残ってしまった場合は、溶解注射などで対応が可能と言われています。

注意点

継続ができるか

→目の下のシワの治療は一度で終了するものではなく、続けることで効果を維持することが可能な治療が多いため、ご自身が納得いく効果や予算に合った治療法を選ぶことが大切です。

自身の肌質や悩みに合った治療法か

→症状によって効果的な治療法が異なるため、まずは自身の解決したい肌悩みに合った治療法を知ることが重要です。

カウンセリングなどで、肌診断や治療法をしっかり相談できるクリニックや医師の元で治療に臨むと良いでしょう。

【セルフケアでできる対策】

摩擦や刺激を減らす

目元は皮膚が薄いため刺激の影響を受けやすく、こすったりすると色素沈着の原因となります。

例えば、洗顔時は「充分な泡で顔を洗う」「拭く時はこすらず優しく抑えるように水滴を拭き取る」など、日常生活の中でできることから実践しましょう。

血流を良くする

→蒸しタオルのような温かいタオルをのせて目周りの血行を良くすると、老廃物の排出が促され、目がすっきりして明るい印象への変化が期待できます。

乾燥を防ぐ

ちりめんジワのような細かなシワは、肌の乾燥が原因と言われています。

目元専用クリームなどを使用し保湿をすれば改善が見込めますが、何もしなければ深いシワへと進行してしまうため、早いうちから対策しましょう。

まとめ

目の下のシワにはいくつか種類があり症状別に治療法が異なるため、まずは自身のシワの見極めが大切になります。また目元は皮膚が薄いので、他部位に比べ、より高度な技術が必要とされます。そのため、顔の解剖学の知識や繊細な技術を持ち合わせた医師に対応していただくと安心して治療を受けられるでしょう。

シワは日々のケアでできないようにすることが一番ですが、できてしまった場合は早い段階で美容医療の力を借りてみてはいかがでしょうか。

 この記事が、皆様のお役に立てることを願っております。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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