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CaHA、ラディエッセがデコルテのシワ治療でFDA承認 米国で顔と体に承認されたバイオスティミュレーターに メルツ・エステティックスが報告

カレンダー2026.4.19 フォルダー 海外
医療機関で首元に注射を行う施術の様子。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

医療機関で首元に注射を行う施術の様子。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

 カルシウムハイドロキシアパタイト(CaHA)の「ラディエッセ(RADIESSE)」が2026年4月、22歳以上のデコルテのシワ治療でFDA承認を取得。

 メルツ・エステティックスが発表した。

首元のエイジングケア

医療従事者が患者とコミュニケーションを取りながら注射を行う様子。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

医療従事者が患者とコミュニケーションを取りながら注射を行う様子。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

  • デコルテにも承認→ ラディエッセが、22歳以上のデコルテのシワ治療でFDA承認を取得した。
  • 再生系の治療→ コラーゲンやエラスチンの産生を促し、肌のハリ感向上を目指す。
  • 顔以外にも広がる→ 顔だけでなく、首元や体を含めたエイジングケアへの関心の高まりがうかがえる。

 メルツによると、ラディエッセは年に伴う外見の変化に対し、肌を引き締め、ハリ感を高めることを目指す再生系のバイオスティミュレーターとして位置づけられる。

 注入によりコラーゲンやエラスチンをはじめとしたタンパク質の産生を促すものだ。結果は最長2年続く可能性があるという。

 同社によれば、デコルテは年齢の影響が早く現れやすい一方、スキンケアや美容医療で見落とされやすい部位と説明されている。

 こうした追加適応は、顔だけでなく体も含めたエイジングケアへの関心の高まりを背景にした動きとみられる。

再生系に関心

首元への注射施術をクローズアップで捉えた様子。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

首元への注射施術をクローズアップで捉えた様子。画像はイメージ。(写真:Adobe Stock)

  • 満足度の高さを提示→ 皮膚の引き締めや再治療希望などで、高い評価が示された。
  • 安全性には注意→ 重い合併症や感染などの可能性があり、適応年齢や長期データにも限界がある。
  • 再生系への注目→ ボリューム補充だけでなく、組織再生や肌質改善を重視する流れが強まっている。

 メルツは、デコルテ適応につながったデータとして、皮膚の引き締めに満足した人が80%を超え、初回治療から1年以上後に再治療を希望した人が83%と示した。さらに、4カ月時点で改善が見られたと医療従事者が評価した人が90%。他のラディエッセ治療にも関心を示した人が93%となった。

 併せて、国際美容形成外科学会(ISAPS)のデータを引用し、顔と体を含む非外科的なスキンリフティング治療の需要が39%増えていることも述べている。

 安全性に関しては、血管内への意図しない注入による重い合併症、感染、遅発性炎症などの可能性が記載されているほか、デコルテでは22歳未満における安全性は確立していないとしている。

 また、顔では3年超、手では1年超、デコルテでは84週超の安全性、有効性は不明とされている。

 IMCASでは、ヒアルロン酸によるボリューム補充よりも、組織再生や質の改善につながる再生系の治療が注目されていた。バイオスティミュレーターへの関心は高まりそうだ。

参考文献

Merz Aesthetics Receives FDA Approval for RADIESSE® for the Treatment of Wrinkles in the Décolleté Area
https://merzaesthetics.com/news/fda-approval-radiesse-for-treatment-of-wrinkles-in-decollete-area/

バイオスティミュレーターが注目される理由、美容医療は「若返り」から変わる? フィラー反動と再生系への動き IMCASで語られたフィラー注入をめぐる考え方の転換
https://biyouhifuko.com/news/world/17035/

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Author

ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表 獣医師/ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。

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