20代女性の3人に1人がVIO脱毛、1万人の最新調査、花王が発表
ポイント
- 1万人を対象にVIO脱毛を含めたデリケートゾーンケアの状況を調査
- 20代の3人に1人がVIO脱毛をするなど、年代ごとの実施率が明らかになった
- 年齢が若くなるほど実施率は高まっており、一般的になっていると見られた
2023年11月8日、花王はデリケートゾーン肌用ケア品を利用している女性1万人を対象にした調査結果を発表した。この調査は、VIO脱毛の実施率なども含めたデリケートゾーンケアの状況を調べたもので、20代女性の3人に1人がVIO脱毛をしている状況などが明らかになった。
20代では3人に1人がVIO脱毛という結果
花王のビューティリサーチ&クリエーションセンター(BRCC)は2022年12月、20代~50代の女性1万人を対象としたウェブ調査「デリケートゾーンケアに関する意識実態調査」を実施した。
この中で、デリケートゾーンケアの一環としてVIO脱毛状況について聞いている。集計結果は次の通りだ。
年代 | VIO全体 | Vライン | Iライン | Oライン |
---|---|---|---|---|
20代 | 30.1% | 34.8% | 33.6% | 32.9% |
30代 | 20.6% | 26.5% | 23.1% | 21.7% |
40代 | 10.3% | 17.0% | 12.2% | 11.0% |
50代 | 4.4% | 8.2% | 5.6% | 4.9% |
安全でトラブルの少ない脱毛が求められる
VIO脱毛を含む脱毛の利用者は増加傾向にあるとされるが、1万人もの女性を調べた調査は少ないと見られる。今回、デリケートゾーン肌用ケア品の利用者に焦点を当てて調べたところ、20代女性ではVIO脱毛が3人に1人に広がり、年代が若くなるほど割合が増えている状況などが分かった。
同社ではこのほかにもデリケートゾーンケアの状況についての調査結果を示しているが、VIO脱毛に関しては「アンダーヘアの脱毛処理をVIO全部位に実施している人は、部分的に処理している人や未処理の人に比べて、デリケートゾーンの肌用製品の使用率が高い傾向」があるなどと分析している。
ヒフコNEWSではこれまで何度も脱毛に関連するトラブルについて取り上げており、VIO脱毛がより一般的になる中で、安全かつトラブルの少ない脱毛がますます求められているといえる。
参考文献
デリケートゾーンケアを始めた人の7割が“気持ちの変化”を実感~自分を大切にしている気持ち“セルフラブ感情”の芽生え~花王 BRCC がデリケートゾーンに関する調査を実施
https://www.kaobeautybrands.com/content/dam/sites/kanebo/www-kaobeautybrands-com/pdf/press-release/2023/231108_release.pdf
脱毛サロン倒産急増、予約トラブルなど影響、帝国データバンク
https://biyouhifuko.com/news/japan/860/
なぜ大阪のエステ脱毛は書類送検に?女性のやけど事件の背景を大阪府警に聞いた
https://biyouhifuko.com/news/japan/2131/
成人年齢18歳に、10代の脱毛エステや医療のトラブル相談が急増
https://biyouhifuko.com/news/japan/1696/
大手脱毛サロン「C3(シースリー)」運営会社が破産、約4万6000人に影響、クレジット返金など利用者の対応要する状況も見込まれる
https://biyouhifuko.com/news/japan/3518/
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