若いころに悩まされた黒ずみ・開きといった皮脂毛穴の原因は、皮脂の過剰な分泌でした。余分な皮脂が毛穴を押し広げたり、詰まらせたりしていたのです。こうして開いた毛穴が肌のハリ不足による皮膚の下垂で下方向に流れて、楕円型に目立って見えるようになったものが「たるみ毛穴」です。

メイクを落とした自分の顔。若いころには無かった、楕円型・しずく型の毛穴が見えるようになった…ということはありませんか?「毛穴とは、ニキビができるようになった思春期からの長い付き合い」という方もいらっしゃることでしょう。でもこの毛穴、若いころに悩まされた皮脂毛穴とは、ちょっと性質が違うのです。その名も「たるみ毛穴」。この記事では、たるみ毛穴の原因と、自宅でできる対策をご紹介します。

過剰な皮脂分泌に肌のハリ不足が加わることでたるみ毛穴に

若いころに悩まされた黒ずみ・開きといった皮脂毛穴の原因は、皮脂の過剰な分泌でした。余分な皮脂が毛穴を押し広げたり、詰まらせたりしていたのです。こうして開いた毛穴が肌のハリ不足による皮膚の下垂で下方向に流れて、楕円型に目立って見えるようになったものが「たるみ毛穴」です。肌をちょっと押し上げると目立たなくなるのが特徴です。
まずは、たるみ毛穴を引き起こす「皮脂の過剰分泌・肌のハリ不足」の原因を知りましょう。

毛穴を目立たせる皮脂の過剰分泌 3つの原因

  • ホルモンバランスの乱れ

睡眠不足やストレスは、ホルモンバランスの乱れに繋がります。そして、女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが増加すると、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

  • 高糖質・高脂質な食事

皮脂分泌のコントロールに大きな役割を果たしているのがビタミンB群です。ビタミンB群は糖や脂の代謝にも使われます。糖質・脂質を摂りすぎると、ビタミンB群はそれらの代謝で使い果たされて、皮脂のコントロールまで回らなくなるのです。

  • 乾燥

肌の水分量が少なく、乾燥した状態になると、肌本来のバリア機能が低下します。すると、肌は外部の刺激から皮膚を守るために皮脂の分泌量を増やしてしまい、結果として皮脂の過剰分泌に繋がります。

肌のハリ不足 4つの原因

  • 紫外線によるダメージ

紫外線というとシミを作るというイメージがあるかもしれませんが、実はたるみにも深く関わってきます。紫外線の中でもUVAと言われるA波は、肌の奥にある真皮層まで届きコラーゲンやエラスチンなど肌の弾力の元となるタンパク質にダメージを与え、減少させます。コラーゲン量が低下すると、肌のハリが失われてしまい、たるみやシワとなって現れます。

  • 保水力の低下

ストレスによるホルモン分泌の乱れや加齢によって女性ホルモンが減少すると、肌の内側で水分を保持しているヒアルロン酸の生成が抑制されます。すると肌は乾燥しやすくなり、ハリを保てなくなります。

  • 顔の筋力の低下

加齢により顔の筋肉が衰えると、皮下脂肪を支える力も弱くなります。肌が重力に耐えられなくなり、下垂してしまいます。

  • 弾性繊維の減少

肌を内側から支えている、ハリの源コラーゲン。そのコラーゲンを束ねているのがエラスチンで、弾力がありゴムのように伸び・縮みする性質から弾性繊維と言われています。エラスチンが劣化すると、コラーゲンを束ねられなくなり、シワの原因となるだけでなく、肌のハリが失われます。

たるみ毛穴が進行すると

たるみ毛穴は、エイジングの初期症状です。ケアしないとどんどん進行して、お肌に次のような変化をもたらします。

帯状毛穴

楕円形やしずく型の毛穴を放っておくと、さらに引き伸ばされた毛穴同士がつながって、線のように見える状態に移行します。これが帯状毛穴です。帯状毛穴は頬に凸凹や溝をつくって影ができるので、見た目の老けの原因になります。

しわ

帯状毛穴の対策をしないと、凸凹や溝が深くなったり、しわが深くなったりしてしまいます。

たるみ毛穴におすすめ 4つの対策

スキンケアの油分調整

まずは毛穴の開き・黒ずみを抑えて、目立たせないようにしましょう。そのためには、スキンケアでは内側から肌を潤すことに重点を置いて、保湿を油分に頼りすぎないことが大切です。季節や肌状態に合わせて、クリームやオイルの使用量・使用頻度を調整しましょう。
乾燥による皮脂の出すぎで毛穴が開くこともあります。クレンジングをオイルタイプからジェルタイプに変えるなどして、洗いすぎを防ぎましょう。

基礎化粧品で肌を改善

まずは、保湿力の高い化粧水を取り入れて肌に潤いを与えましょう。保湿成分として有名なセラミドですが、中でも「ヒト型セラミド」の配合されたものがおすすめです。肌に存在するセラミドに一番近いため、浸透力、保湿力ともに高く、肌への負担が少なくなっています。成分表では「セラミド1」のように数字が書かれていたり、「セラミドNP」のようにアルファベットが記載されています。

そして肌のハリを保つにはコラーゲンケアが欠かせません。レチノールやペプチドが入った美容液で肌のたるみを防ぎましょう。レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進し、細胞を活性化することでコラーゲン増やす働きがあります。ペプチドは何種類かのアミノ酸が結合してできた物質ですが、これも肌を活性化し、コラーゲンの産生を促す成分となります。どちらもシワの改善や、ハリ感向上といった効果が期待できます。

すでに開いてしまった毛穴の引き締めには、グリシルグリシンという成分も有効ですので、化粧水や美容液などを試してみると良いでしょう。粉末状のグリシルグリシンもネットなどで購入できます。市販の化粧水と混ぜてスキンケアに使うことができます。

食事の見直し

皮脂の分泌を適正に保つためには、糖質や脂質を摂りすぎていないか注意しましょう。とはいえ、脂質を減らしすぎると肌の乾燥を招きますので、エゴマ油・アマニ油・オリーブオイル・ナッツ類などで良質の油分を適量摂取しましょう。
ハリの改善に大切な栄養素は、次の通りです。日々の食事に積極的に取り入れるのはもちろん、サプリメントを活用するのも良いですね。

  • 細胞の新陳代謝をスムーズにするたんぱく質

肉・魚・豆腐・卵・乳製品

  • 保湿力を高めるヒアルロン酸

うなぎ・なんこつ・牛すじ・山芋やオクラなどのネバネバ食材

  • 紫外線の影響から肌を守るβ-カロテン、ビタミンC、アスタキサンチン

緑黄色野菜・鮭・いくら・甲殻類

  • ホルモンバランスを整える大豆イソフラボン

大豆製品

  • 自宅でエステ並みの効果が得られる美顔器

一口に美顔器と言っても、角質除去や化粧品浸透力促進など、その機能はさまざまです。たるみ毛穴改善には、肌を温めて代謝や排出を促進するRF波や、微弱な電流で筋肉や真皮層に直接働きかけて刺激するEMSといった機能がある美顔器がおすすめです。これらの機能によって、コラーゲン生成の促進と、顔の筋肉のトレーニングが期待できます。

即効性を求めるならクリニックという選択肢も

ここまで様々な方法をご紹介してきましたが、自力でのケアでは時間もかかりますし、根気が必要というのが正直なところです。

すぐに効果が欲しいのならば、専門のクリニックなどでプロの力を借りることも一つの方法です。医師の指導下でのみ使用できるマシンで、真皮層の細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す施術を受けることができます。また、毛穴引き締めに効果のあるグリシルグリシンを、イオン導入で肌にしっかり浸透させることもできます。

まとめ

若々しい肌を保つためには、スキンケアや食事といった、全方位からの対策を毎日地道に続けることが肝心です。自分に合った方法で、たるみ毛穴をストップしましょう。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

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