まぶたにしわができると、老けて見えがちです。「ちりめんじわ」や二重が「三重・四重」などに増えてしまうしわが代表的。気をつけていても、まぶたは真皮層が最も薄く、しわができやすいため、悩んでいる方は少なくありません。また、まぶたのたるみが重度化すると「眼瞼下垂」になり、頭痛や肩こりといった症状に悩まされることにもなりますので、早めのケアが大切です。
そこで今回は、まぶたのしわを改善する美容施術や、そもそもしわができる原因などについてご紹介します。
まぶたのしわと二重の関係
二重はまぶたのしわだと思っている方もいらっしゃるようですが、まぶたのしわと二重は別ものです。二重は、筋肉でまぶたが持ち上げられてできる溝なので、しわとは関係のないものだといえます。一方、三重や四重になっている線はしわです。おそらく、年を重ねてどんどん二重の線が増えてきたという方がほとんどではないでしょうか(生まれつきの三重や四重もあります)。
まぶたのしわの原因は5つ!さまざまなところに危険が潜んでいた
まぶたにしわができる原因にはさまざまなケースが考えられます。日常生活の中にも原因となる危険が潜んでいるのです。
乾燥
まぶたは皮脂が少なく、皮膚が薄いところなので、とても乾燥しやすい特徴があります。毎日保湿に気を遣っていても、乾燥してしまうため、目元専用のアイクリームなどを使用していない方は要注意です。乾燥は、特に細かなちりめん状のしわの原因になりやすいです。
加齢
加齢により、まぶたを持ち上げる筋力が低下し、たるみで目が開かなくなってくるため、老けて見えがちです。また、二重が三重などになってくるのも、たるみによる余剰の皮膚が原因とも言えます。
目をこする癖
メイクを落とすとき、目がかゆいときなど、強く目をこする癖はありませんか。先ほどもいいましたが、皮膚が薄くデリケートなまぶたをこすっては、しわができるのは当然のことです。薄い紙を触ると、しわになるのと同じイメージです。
春先の花粉症といったアレルギー症状による目の痒みや、まつげのエクステンションによる痒みなども要注意です。とにかく目は強くこすらないよう注意しましょう。
目に力を入れすぎ
よく目を見開くなど、目に力を入れるのが癖の場合にもしわの原因になり得ます。目の周りの筋肉はよく使っているため、たるみの防止にはなりますが、あまりにもまぶたの筋肉を使いすぎると、細かいちりめんじわや、表情しわになります。
疲れ目
スマートフォンやパソコン画面の見過ぎ、寝不足など、目が疲れている状態が続くのも、血行が悪くなるため、まぶたのしわの原因となります。
さらに、まぶたのたるみなども誘発するので若くても老けて見える目元になるでしょう。
まぶたのしわを改善するおすすめ施術2選!
まぶたのしわを消すためのおすすめ施術をご紹介します。アイクリームを使用したり、しわの原因となる習慣を止めることで予防は出来ますが、一度できたしわは自力で消すのは難しいことです。美容施術に頼るのが最も近道でしょう。
サーマクールアイ
サーマクールは、高周波を照射することでコラーゲンの収縮による引き締め、及び再生によるハリや弾力アップを促す施術です。主にたるみを改善するのに用いられますが、目元専用のチップを使用する施術「サーマクールアイ」は、まぶたの皮膚を引き締めることで、シワやたるみに効果を発揮します。加齢や乾燥が原因で目元を全体的に若返らせたいと思っている方におすすめです。施術後は、目が開きやすくなる、二重の線がきれいに出る様になるなどの効果が得られます。
アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を得ており、安全性が高いのが特徴です。点眼麻酔を行っての施術となるため、痛みもほとんどなく、術後のダウンタイムがほとんどないのが魅力です。施術当日から洗顔やメイクもできるのも嬉しいポイントの一つです。
費用相場
一度施術を受けただけで、効果は1年~それ以上持つことが多いです。効果は、時間が経つほど現れてきます。料金は、15o,000円前後からが相場のクリニックが多いでしょう。
サーマクールアイの注意点
サーマクールは安全性が高いですが、照射後にほてりや腫れなどがでることがあります。一時的な症状で、軽く冷やしていれば帰るころには治まることがほとんどですが、施術直後に人と会う予定などは入れないほうがいいでしょう。また、照射後の肌は日焼けなどにとても弱くなっているため、夏場は特に気をつけましょう。
サーマクールFLXの治療が受けられる東京都内の美容クリニック一覧
マドンナアイリフト
マドンナアイリフトは、CO2フラクショナルレーザーを照射することで、まぶたのたるみを引き締め、目元のしわ全般を改善する施術です。
フラクショナルレーザーとは、レーザーを細かく点状に照射することで、短いダウンタイムでニキビ跡や毛穴、たるみ改善など、劇的な効果が得られる治療として日本に導入されて以来人気を博しています。このマドンナアイリフトは、あのマドンナも絶賛したという理由で名付けられた治療法ですが、「スマートサイドスクエア」及び「スマートサイドドット」というレーザー機器を使用した目元治療の名称です。
まぶたのたるみ、しわだけでなく、目尻のしわや目の下のちりめんじわなど、目元の気になる症状をまとめて解消してくれます。麻酔クリームを塗ってからレーザー照射をしますが、多少痛みがあることがあります。施術後はメイクをすることはできず、当日はお風呂ではなくシャワー浴が推奨されています。
治療直後は腫れや赤み、及び熱感があるため、こまめに冷却することをおすすめします。また、翌日から照射した部分に点状のかさぶたができるため、ザラザラした感触が5〜7日間続きます。かさぶたが剥がれた後は、キメの細かいつるつるした美肌が実感できるとともに、ぱっちりとしたハリのある目元へと変化していきます。
マドンナアイリフトは、1回の治療では効果が弱く、2〜3カ⽉に1回のペースで3〜5回程度の治療が推奨されています。
費用相場
料金の相場は、1回50,000円以上のところが多いです。麻酔クリームが別途料金のクリニックもあります。
マドンナアイリフトの注意点
マドンナアイリフトに限らず、フラクショナルレーザーによる治療はダウンタイムがあります。照射当日は、腫れや赤みだけでなく、強く日焼けをしたあとのような熱感があるため、術後に予定を入れないことをおすすめします。また、翌日まで腫れが残る可能性もあるため、お休みの日の前日に受けられることをおすすめします。
施術後は1か月程度、紫外線の影響を受けやすい状態となるため、外出の際は必ず日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。紫外線だけでなく、メイクを落とす際に強く擦るなど、過剰な刺激を与えてしまうことも色素沈着等のリスクが高まるため、洗顔の際は十分気をつけるようにしましょう。
まぶたのしわが目立ちにくいアイメイクを伝授
美容治療を受けてしわが改善されても、年齢による多少のしわは仕方がありません。そんなときの悩みで多いのが、アイメイクです。まぶたにしわがあると、アイシャドウがしわに溜まる、浮いてきてしまうなどの悩みがある方が多いのではないでしょうか。メイクのやり方が悪いと、まぶたのしわを目立たせることにもなります。
ここでは、まぶたのしわが目立ちにくいアイメイクをご紹介します。
チップよりもブラシを使う
アイシャドウでまぶたのしわを目立たせないためには、細かい毛のブラシを使うのがおすすめです。ブラシを使うことで、細かいしわにもカラーが行き届き、後にアイシャドウが浮いてくるのを防ぎます。
派手なカラーを選ばない
アイシャドウのカラーは、ブル―系、濃いピンク系など、派手な色を塗るほどしわが目立ちます。肌の色と差がありすぎるからです。しわを目立たせないためには、ゴールド系のカラーや、パール系を選ぶのがおすすめ。キラキラと軽いラメが綺麗なアイシャドウなら、しわをより目立たなくします。
クリームタイプのアイシャドウがおすすめ
クリームアイシャドウなら、まぶたのしわにも密着しやすく、乾燥を防ぐという効果まであります。粉のアイシャドウで浮いてしまう、しわに溜まるという悩みがある方は、クリームタイプも試してみてください。
まとめ
まぶたのしわを改善する施術や、原因などをご紹介しました。まぶたにしわができるのは、乾燥や加齢によるものが多いです。目にダメージを与えることも、しわの原因になります。美容施術では、まぶたというデリケートな部分なため、対応できる施術が少なめですが、高い効果が見込める2つを厳選しました。ぜひ自分の希望や症状にあった施術を受けて、若々しい目元を手に入れてください。