毛穴は、うぶ毛や毛が生えるための穴ですが、皮脂が分泌される皮脂腺や汗が分泌される汗腺も毛穴の中にあります。
女性は、毎日メイクをする方が多いため、余計に毛穴がつまりどんどん開いてくる原因になります。

どの世代でも悩む女性が多いのが、「毛穴の開き」です。毛穴のつまりを改善するスキンケアに力を入れているのに、全く改善されないなんて方もとても多いです。毛穴の開きの原因は、年代別の肌トラブルや、間違ったスキンケアが原因の可能性があります。

今回は、そんな毛穴の開きに悩む方へ、原因やおすすめの対策法を解説!美容治療やセルフ対策までご紹介するので、きっとあなたの悩みを改善するのに役立ちますよ。

毛穴の開きの原因は間違ったスキンケアや生活習慣にある!

毛穴の開きの原因の前に、なぜ毛穴が存在し、開いてしまうのかを知っておきましょう。毛穴は、うぶ毛や毛が生えるための穴ですが、皮脂が分泌される皮脂腺や汗が分泌される汗腺も毛穴の中にあります。女性は、毎日メイクをする方が多いため、余計に毛穴がつまりどんどん開いてくる原因になります。

では、さっそく毛穴の開きの原因を1つずつ解説します。実は、大丈夫だと思っていたことも原因となっている可能性があります。日ごろのスキンケアや、生活を思い出しながら確認しましょう。

皮脂の過剰分泌

毛穴は、皮脂が出てくる穴なので、皮脂が多すぎると当然毛穴が開く原因になります。皮脂が過剰に出ている状態は、テカテカとべたつきのある「オイリー肌」と呼ばれる肌です。ニキビもできやすく、毛穴の開き以外にもさまざまな肌トラブルを引き起こすので、大変危険な状態。特に、Tゾーン(おでこや鼻)は皮脂が分泌されやすいため、毛穴の開きの原因になります。

乾燥

皮脂だけでなく、逆に乾燥も毛穴の開きの原因です。肌が乾燥していると、肌を守る皮脂膜が機能せず、肌のバリアがなく、とても無防備な状態。外気など、小さなことにも刺激を受けやすくなり硬くゴワゴワした皮膚になってしまうことも。肌が乾燥すると、保湿をしないと!と脳が判断するため、皮脂を過剰に分泌し、毛穴の開きが目立ってきます。日ごろの保湿は足りていますか?水分だけでなく、油分も補給していますでしょうか?洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使うと、皮脂を取り過ぎてしまうことがあるので注意が必要です。丁寧な保湿を心がけるだけで、乾燥による毛穴な開きは目立ちにくくなります。

肌のたるみ 

加齢や紫外線の影響で、皮膚の内側にあるコラーゲンやエラスチンといった弾性繊維が減少してしまうと肌にハリがなくなり、たるんでいきます。膨らんだ風船がしぼむように、肌がしぼんでしまうことで毛穴までたるんでしまい、たるみ毛穴へと繋がります。毛穴は、通常丸い形でとても小さく目立ちにくいもの。しかし、肌のたるみとともに毛穴が丸からしずく型のように大きく伸びてしまい、目立つようになるということです。

鏡で毛穴をチェックしたときに、

  • 毛穴がしずく型になっている
  • 皮膚を引っ張ると毛穴が目立たなくなる

そんな方は、たるみが大きな原因になっている可能性が高いといえます。

ホルモンバランス

女性は、ホルモンバランスの変化で肌の状態が大きく変化します。実際に、生理前などはニキビができやすい、荒れやすいと感じている方が多いでしょう。そのため、ホルモンバランスが乱れることも、毛穴が開く原因になります。女性特有の生理は仕方がありませんが、過度なストレスや睡眠不足などもホルモンバランスを乱す原因です。ホルモンバランスの乱れは、皮脂の分泌も亢進させることがあります。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、古い皮膚が剥がれて、新しい皮膚ができることをいいます。通常は約4週のサイクルで肌は生まれ変わっていますが、このターンオーバーのサイクルが乱れると、不要な角質が皮膚表面に溜まり、皮脂と混ざり合って毛穴に詰まりやすくなるため、毛穴の開きを悪化させます。ターンオーバーが乱れるのは、加齢や紫外線などもそうですが、乱れた生活習慣も一因です。睡眠不足や運動不足などで代謝が下がることが原因の一つとなるので、規則正しい生活や定期的な運動習慣を心がけるとよいでしょう。

食生活 

揚げ物や甘い物などは、どうしてもやめられないですよね。しかし、そんな脂質や糖質の多い食事ばかりだと、顔の皮脂も増え毛穴が開く原因になるのです。また、食生活の乱れはターンオーバーやホルモンバランスまでも乱します。偏った食事はせず、脂質や糖質を控えながらバランスのよい食事を心がけましょう。

年代別!毛穴の開きの原因

毛穴の開きは、どの年代でも悩みが多いです。しかし、年代によって主な原因が変わってくるため、年代別で見る原因もご紹介します。

10代

10代の肌は、ほとんどオイリー肌で、ニキビトラブルに悩まされやすいです。ニキビばかりに気をとられがちですが、皮脂の分泌が過剰になっているため、毛穴が開きやすい状態にあります。学生では毛穴の開きを気にしていない方が多いですが、実は10代での適切なスキンケアができていないと、その後の毛穴の開きも悪化することになります。

20代

10代よりも皮脂量は落ち着く20代ですが、まだ皮脂の悩みは多い年代です。また、20代は本格的にメイクをし始める頃なので毛穴汚れやつまりが深刻化してきます。そして、ストレスが多い年代でもあるので、ターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れなどがとても多くなります。

30~40代 

30~40代では、老化によるたるみなどが原因で毛穴が開きます。それだけでなく、どんどん皮脂が無くなり乾燥もしやすくなるため、乾燥または乾燥による皮脂の過剰分泌が原因になることが多いです。

毛穴の開きの原因は美容皮膚科で解決できる!おすすめ施術方法をご紹介

ここからは、毛穴の開きを美容皮膚科の施術で解決する方法をご紹介しますよ。それぞれの施術には、原因や年代によってもおすすめ度が変わります。どんな原因で毛穴が開いているのかを確認してから、施術方法を見てください。

イオン導入

イオン導入は、肌を傷つけずに電気の力を利用して、皮膚のバリアを超えて細胞内へ薬剤を浸透させる施術です。ただ、肌に塗るだけでは浸透しにくい成分も肌の奥まで浸透させるため、より効果を実感できます。毛穴の開きには「グリシルグリシン」というアミノ酸の一種から作られた成分が有効です。ターンオーバーを改善するとともに、毛穴をキュッと引き締める効果があるこの成分は、美容クリニックでも毛穴の開き治療に広く使われています。他にも皮脂分泌を抑える効果のあるビタミンCやプラセンタなども毛穴に有効です。

費用は施術を行う箇所でも変わりますが、最低価格は1万円以下と挑戦しやすいのも魅力的です。 イオン導入では、浸透させる薬剤や、電気によるアレルギーに注意が必要。まれに、体質によっては赤みが生じることがあります。心配な方は事前にカウンセリングで自分の肌質などをよく相談されることをおすすめします。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸の力で古い角質を剥がしてターンオーバーを正常化させる治療法です。毛穴に詰まった皮脂汚れなども酸が溶かしてくれるため、毛穴の詰まりを除去するのにも効果的です。

使われる酸の種類は、クリニックにより異なりますが、グリコール酸やサリチル酸マクロゴールなどが主に使用されています。特にサリチル酸マクロゴールは、従来のサリチル酸が強力なピーリング作用と引き換えに肌ダメージが強かったのに対し、マクロゴールを加えることで皮膚への刺激がほとんどなく角質をきちんと溶かす新しいピーリング剤です。ニキビ治療や毛穴の詰まりに効果的だと言われています。

施術方法は、ピーリング剤を塗って古い角質を剥がすというとてもシンプルなもの。1度の治療でも不要な角質が剥がれることによる、肌のツルツル感や毛穴の詰まりの改善は実感できますが、毛穴の開きを改善するには2〜3週間おきに5〜6回程度の治療がおすすめです。ターンオーバーの乱れや毛穴の詰まりが原因で、毛穴が開いている方におすすめです。

サーマクール

サーマクールとは、高周波でたるみを改善する施術です。たるみが原因で毛穴が開いている方にとてもおすすめです。肌を強力に引き締めるとともに、コラーゲンを新たに産生するという効果があるため、肌にハリが戻り、毛穴が目立たなくなります。また、このサーマクールを行うと、皮脂腺が収縮する効果もあるため、皮脂の過剰分泌が気になる方にも有効です。

高周波は、痛みが伴うのが難点ですが、肌に当たっている部分が振動することで、痛みの感覚が軽減されるので安心。ダウンタイムもなく、生活に支障がでません。年に2回ほどの施術をするだけなので、頻繁に通うのは厳しい方も受けやすい施術です。ただし、他の施術と比べると費用が高くなるため、毛穴の開き以外にも若返りを希望される方におすすめの治療です。

フラクショナルレーザー

毛穴の開きに有効なレーザー施術の中で、特に効果が高い施術です。レーザーで肌にミクロ単位の穴を開け、古い皮膚を新しい皮膚へと再生しつつ、レーザーの熱で肌全体を引き締めることで毛穴が目立たなくなります。1回の治療でも肌のツルツル感や引き締め感は実感できますが、症状の程度によって3〜5回の治療が必要です。痛みを伴う施術なので、クリーム麻酔などで痛みのコントロールが必要になります。施術直後は赤みが強く出ますが数時間〜1日で治まります。翌日から小さいかさぶたができるため、肌全体がザラザラしますが1週間程度で自然にザラつきが剥がれ落ちると、ツルツルの美肌へと生まれ変わります。フラクショナルは、レーザーの種類によっても効果が変わります。

フラクショナルCO2レーザーは毛穴の開きだけでなくニキビ跡や傷跡といった肌の凹凸を滑らかにする効果があるため、肌の凹凸に悩みがある方におすすめの治療です。

毛穴の開きの原因は自宅でも対策できる

美容施術をご紹介しましたが、自宅でも毛穴の開きの原因を少しでも無くす方法はあります。美容皮膚科との併用できる対策で、毛穴の開きをもっと改善させましょう。

保湿

毛穴の開きには、保湿が重要です。たっぷりと肌の保湿ができていますか?化粧水で水分を補給し、乳液とクリームで水分が逃げないようにコーティングするのが基本です。毛穴の開きで悩んでいる方におすすめなのは、「収れん化粧水」です。収れん化粧水は毛穴を引き締めるための化粧水。この化粧水だけでも、毛穴がしっかりと閉じ、毛穴詰まりを防ぎます。水分を補給する化粧水とは違うので、洗顔後に収れん化粧水を塗り、その後に普通の保湿化粧水を塗ったあとに、乳液またはクリームでしっかりと保湿するのがおすすめです。

表情筋を鍛える 

顔の筋肉が衰えることで、たるみが加速します。日ごろから、表情筋を使うのは対策になりますよ。やり方は、とても簡単。ただ笑顔や怒った顔など、いろいろな表情を作る、ギュッと顔を縮めた後に解き放つ運動をするだけです。明確なルールはありませんので、気が付いた時に顔の筋肉を動かしてあげる意識が大切です。

クレンジングや洗顔を念入りに

毎日メイクをする女性にとって、クレンジングや洗顔はとても大切です。これを怠ると、毛穴の開きを悪化させることになります。

正しいクレンジング

使うクレンジングは、オイルやクリームなどさまざまですが、守ることは同じです。

  • ゴシゴシこすらない・・・摩擦は皮膚にとって大敵。シミや色素沈着を誘発するだけでなく、皮脂の取りすぎによる乾燥も招いてしまいます。
  • ポイントメイクは専用のリムーバーを・・・面倒でついつい1つのクレンジングだけで済ましてしまいがちですが、落ちにくいマスカラやアイライナーなどはきちんと専用のリムーバーを使用しましょう。
  • ぬるま湯で流す・・・洗い流すときは、冷たすぎると毛穴汚れが落ちにくくなり、熱すぎると皮脂を取りすぎに繋がります。38℃くらいのぬるま湯がおすすめです。

正しい洗顔

まず、石鹸はしっかり泡立てるのが基本です。実際に肌を手で触らなくてもいいくらいの弾力がある泡で洗うと、刺激が少ない優しい洗顔ができます。泡が出来たら、Tゾーンなど皮脂が多いところからクルクルと円を描くように洗いましょう。石鹸を長く顔に付けていた方が汚れが落ちると勘違いしている方が多いですが、泡が長時間顔に付いていても、刺激になったり、乾燥を招く原因になります。肌全体をしっかりと洗えたら、素早くぬるま湯で泡を落としていきます。泡が残ってしまうと肌トラブルの原因になるので、生え際までしっかりと泡を落としましょう。洗い終わったあとは清潔なタオルで押さえるように優しく水分をとってください。この時にゴシゴシと拭いてしまうことだけは絶対に避けてください。

ストレスを溜めない

学校や仕事など、女性もストレスがとても多い世の中です。しかし、ストレスを溜め込むのは毛穴の開きに悪影響。発散したり、ストレスがあると感じたらできる限り体も心も休ませてあげましょう。肌をボロボロにしてまで、ストレスを抱える必要はありませんよ。

規則正しい生活を送る 

毛穴の開きの原因でも、乱れた生活習慣はよくないことがわかりました。毛穴レスな綺麗な肌を目指すには、規則正しい生活が大事です。具体的には、食習慣や睡眠、適度な運動などがあります。時間がなくて難しい方も、少し意識をするだけでも違います。今日は自分に休息を与えようと、たまに休む日を作るなども有効でしょう。

まとめ

毛穴の開きの原因や、おすすめの対策方法をご紹介しました。毛穴の開きは、間違ったスキンケアや、生活習慣の乱れが大きく関わっています。年代別にも特有の原因がありますが、どの年代でも毛穴開きで悩む方が多いのが事実です。毛穴の開きを改善するには、美容クリニックで施術を受けるのがおすすめ。自分の症状と希望に合った施術で、毛穴レスの美肌を目指しましょう。

記事監修

東京医科大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学病院で研修後、皮膚科学教室に入局。東京女子医大病院、JR東京総合病院勤務を経て、都内の美容クリニック、皮膚科クリニックに勤務。現在はつちやファミリークリニックにて、副院長として皮膚科診療に従事。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本美容皮膚科学会会員
日本臨床皮膚科医会
日本抗加齢医学会会員

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