前回「転ばぬ先のたるみケア」として、20代の頃からmimiさんが行ってきたたるみ治療について語っていただきましたが、今回はたるみが本格的に気になりだす30代からの「本気のたるみケア」について伺いました。実際の治療の感想や痛みなどについても説明してくれているので、たるみたくない!という人は是非参考にしてみてくださいね!
▼mimiさんがシミ治療について語ってくれている人気記事「mimiさんのシミゼロ肌の作り方」も合わせてご覧ください。
こんにちは、美容医療歴12年、数々のクリニックで治療を受けてきた、38歳の美容オタクmimiです。
前回のコラムでは、私が20代にやってきたたるみ対策治療についてご紹介しました。人の顔がなぜたるんでいくのか、メカニズムについて解説しましたので、まだ読まれてない方はぜひこちらから読んでみてください。
20代は、なんだかんだ言っていくらでも取り戻しが効く世代。一方30代になってからのたるみ対策治療は、本気の戦い!特に現代日本の女性の30代は、仕事で責任のあるポジションについたり、結婚や出産があったり、ライフイベントによって、様々な変化がある世代。その次の40代を若々しい気持ちで迎えるためにも、自分へのご褒美として、美容医療にチャレンジしてみませんか?
たるみ治療の定番、「HIFU」&「サーマクール」
たるみ治療のマシンと言うと、HIFU(ハイフ)が一番メジャーだと思います。筋膜のあたりに、点状に熱を加えていくことで、顔を「引き上げる」効果があるのがハイフです。
一方、サーマクールは、脂肪層に熱を加えることで、3Dに肌を「引き締める」と言われている施術。
それぞれ、作用する層が異なるため、私は35歳くらいから、大体半年ごとに、ハイフとサーマクールを交互に打っています。個人的には、サーマクールの方が効果を感じやすいですが、これは肌質にもよるようです。私は、ゆるっとした柔らかい肌質なので、引き締めてくれるサーマクールが◎。
ハイフもサーマクールも、施術時に独特の痛みがありますが、サーマクールの方が施術時間が長いので辛かったです。(だんだん熱が蓄積してくる)最新機種のFLXですと、施術にかかる時間も短くなっているようですので、お値段は張りますが、痛みに弱い方はそちらの方が良さそうです。
30代になると気になってくる骨の萎縮に「ヒアルロン酸注入」
30代も半ばになってくると、女性ホルモンの変化により、少しずつ骨が減ってくることがわかっています。これは、顔の骨も例外ではありません。
こめかみの骨が減ることによって、顔がげっそりとした印象になったり、顎の骨が減ることによって、口元が萎んだような印象になることも。鼻周りの骨が減ると、鼻が広がっていくこともわかっています…!忍び寄る、骨の萎縮を甘くみてはいけません。
骨については、減ってしまったものは、「ヒアルロン酸注入」と言う形でプラスするのが、第一選択肢。
美容医療初心者の方だと、ヒアルロン酸注入=シワ対策、といったイメージが強いかもしれませんが、最近では輪郭を形成するためや、萎縮した骨を補うために入れるケースが多いんです。
私も、33歳位からヒアルロン酸を入れ始めましたが、「もっと早くやっておけばよかった!」と思った施術のひとつ。
※入れすぎて、いわゆる「ヒアルロン酸顔」になるのが怖い、と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、1-2本入れた位ではそんな風にならないので大丈夫です◎
こめかみ、頬骨のあたり、小鼻の横、頬のこけた部分、顎のあたりに、ヒアルロン酸を少量ずつ入れています。減ってしまった骨の部分にヒアルロン酸が補われることで、輪郭のバランスが良くなって、シワ等が目立ちにくくなるように感じます。
引用:https://www.instagram.com/p/CVPrX1qBP-8/
注入治療に関しては、美的センスも重要。医師の症例をよく見て、自分とセンスがあいそうと感じる方にお願いしてみてください。
また、眉間や鼻といった、血管塞栓のリスクが高い部位は入れないなど、リスク管理をきちんとされている先生のもとで施術をするのも大切です。
表面麻酔をしてから施術をすることが、ほとんどだと思います。ヒアルロン酸の薬剤自体に麻酔が入っているので、さほど痛みを感じません。入れる薬剤にもよりますが、完全に馴染むまでには1-2週間ほどかかることも。軽い内出血が出ることもありましたが、ほとんどメイクで隠れるくらいです。
またヒアルロン酸のメリットは、気に入らなかった時に溶かすことができるところ。「ヒアルロニダーゼ」と言う薬剤を注入して溶かすことができるので、万が一の時のリカバリーができるのも嬉しいポイントですね。
かくなる上の「糸リフト」
切らないでできるたるみ治療の最高峰は、現段階ではやっぱり「糸リフト」かなと思います。
前回のコラムで紹介した、ショートスレッドは、細かい糸を肌の中にたくさん入れる治療です。こちらで紹介する糸リフトは、「コグ」といわれる小さなトゲがついた長い糸を、肌の中に入れることで、たるみ部分を直接引き上げる施術。
時間と共に溶ける医療用の糸で行いますので、材質にもよりますが、効果は半年〜2年程度と言われています。
入れ方にもよりますが、皮膚の内側からぎゅっとした引き上げ効果をダイレクトに感じられるようになります。効果の持続期間は糸の素材や入れ方にもよりますが、私の経験ではPCL素材の方が長持ちするなぁと言う実感がありました。
引用:https://www.instagram.com/p/CVPrX1qBP-8/
糸リフトも、施術者によって結果が大きく異なる治療。糸リフトの経験が豊富で、センスが合いそうな先生を選ぶのがポイント。
私は局所麻酔+笑気麻酔で行いましたが、やはりそれなりには痛いのと、2週間くらいは違和感や腫れ感が残ります。大事な予定がある方は、1ヶ月くらい前には受け終わるのがオススメです。
美容医療オタクmimiが考える、たるみ治療のポイント
30代以降たるみ治療は、「総合格闘技」と考えると分かりやすいかもしれません。
骨から表皮まで、様々な原因で老化現象が蓄積された結果、たるみが生じます。あらゆる老化現象に、まんべんなく美容医療を加えていくことが、自然なエイジングを叶えるポイント!
美容医療初心者の方だと、一つの治療で効果が出ると、その治療に固執してしまう方もいらっしゃるように思います。たとえばヒアルロン酸も入れすぎてしまえば不自然になりますし、糸リフトで引き上がっていても、表皮がシワシワしていたら、違和感がありますよね?
そのため、限られた予算の中で自然なエイジングを目指したい方は、様々な治療をローテーションする方が効率的だと、mimiは考えています。
念願の美容医療計画を立てて、効果的な治療スケジュールを管理するのもオススメです!
この記事を書いたのは
- mimi
- 美容愛好家
Instagram:https://www.instagram.com/mimitan090909/ - Twitter:https://twitter.com/mimitan090909
- SNSフォロワー数11万人超の美容愛好家。提案する美容法「ベビーオイル洗顔」が、肌に奇跡を起こす⁈!として話題になり、SNS上で特大バズ。2021年7月23日、初めての書籍『インテリジェンススキンケア 〜ベビーオイル洗顔のススメ』を星海社新書から出版。
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