アボカドからダークチョコまで！米国美容協会が認めた美肌食材10選

2023.10.26

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ポイント

米国美容協会は10種類の肌に良い食材を挙げている

アボカドやダークチョコなどに含まれる栄養素と肌との関連を説明

特定の食材を積極的に取るほか、バランス良く食べることも重要

肌に良い食品とは？写真はイメージ。（写真／Adobe Stock）

　肌に良い食べ物とは何か。米国美容協会（ACA）が2023年10月に10種類の食材を挙げている。

10種類の食材の優れたポイントは？

アボカドなど10食材挙げる。写真はイメージ。（写真／Adobe Stock）

　同協会は、食べ物は、肌の美容のために重要な役割を果たすと強調している。協会が評価する食材は次の通り。

アボカド	アボカドについて、肌の健康を促進する「スーパーフード」として、米国美容協会は紹介する。特に一価不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、肌の弾力と潤いを保つのに役立つという。さらに、アボカドには紫外線やフリーラジカルから肌を守る強力な抗酸化物質であるビタミンEも豊富に含まれるという。
アーモンド	アーモンドは、オメガ3不飽和脂肪酸の供給源という。サーモンにも見られる健康的な脂肪は、肌の脂質バリアを保ち、水分の損失を防ぎ、炎症を抑制する役割を果たすという。また、アーモンドはビタミンEを豊富に含み、紫外線によるダメージから肌を保護する抗酸化物質で、肌の健康維持に適しているという。
サツマイモ	サツマイモに豊富に含まれるビタミンAは、肌の細胞ターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを予防するという。協会は、ビタミンAを食事に取り入れることで、肌の健康をサポートできると説明する。
ベリー類	ブルーベリー、ストロベリー、ブラックベリーなどのベリー類は、抗酸化物質の宝庫と協会は説明する。酸化ストレスを減らし、肌の老化を遅らせるという。ビタミンCが豊富に含まれ、コラーゲンの生成を促し、ハリのある肌をサポートすると協会。
クルミ	クルミは、オメガ3不飽和脂肪酸と抗酸化物質を含み、肌の弾力性を保ち、有害な紫外線から肌を保護するという。クルミに含まれる銅は、コラーゲンの生成を促進し、滑らかな肌を促すという。
ほうれん草	ほうれん草はビタミンA、C、Kなどの栄養素が豊富に含まれ、シミのない透明感のある肌を作るのに不可欠な食材と協会。ほうれん草に多く含まれる鉄分は、皮膚細胞への酸素供給を向上させ、健康的で輝く肌を促すという。
緑茶	緑茶はカテキンという優れた抗酸化作用を持つポリフェノールを豊富に含む。これらの成分は肌の弾力性を向上させ、炎症を抑え、紫外線による肌へのダメージを軽くするという。
ダークチョコレート	高品質なカカオ含有量の多いダーク・チョコレートには、肌の保湿を促し、紫外線からのダメージを軽くするフラボノイドが含まれるという。美味しさと肌への効用を兼ね備えたおやつと協会。
ザクロ	ザクロにはポリフェノール、エラグ酸、抗酸化物質が豊富に含まれるという。これらの成分は、肌のダメージ修復を促し、早期の老化を防ぐという。
ヨーグルト	ヨーグルトに含まれるプロバイオティクスは、健康な腸内環境をサポートし、健康的な腸はしばしば健康的な肌につながります。腸内細菌叢のバランスが整った状態は、にきびや炎症などの肌荒れを抑制するのに役立ちます。

バランス良く食べることが大切

食習慣は肌のためにも重要。写真はイメージ。（写真／Adobe Stock）

　協会は、これらの食材を積極的に摂取するほか、水分補給をすること。加工食品を避けること。以上に挙げた食品ばかりではなく、バランス良く栄養素を取ることが重要と指摘する。

　また食を楽しんで、健康的な食習慣を続けるように勧めている。

　肌を美しく保つためには、日ごろ摂取する栄養素に注意を払うことは欠かせない。

参考文献

Best Foods for Your Skin
https://www.cosmeticassociation.org/best-foods-for-your-skin/

肌のシミ・くすみ・シワ・うるおいなどの未来、資生堂と理化学研究所が数式で予測
https://biyouhifuko.com/news/research/3441/

紫外線が肌に与える影響を知る、肌が「皮」のように厚く、老化との関連も
https://biyouhifuko.com/news/research/2631/

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星良孝

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ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表獣医師／ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。