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フェイスリフト、2回目は平均10.7年後 最新研究と過去14研究で「約10年」 再手術では顔内部に瘢痕や癒着も、合併症は初回より増えるとは限らず

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 フェイスリフトを受けた後、2回目の手術を受けるとすれば、平均で10年前後たってからになるようだ。

 米国の研究グループが2026年9月に報告した。2025年の報告と併せて見ると、2回目のフェイスリフトまでの期間を考えるヒントになりそうだ。

2回目のフェイスリフトは平均10.7年後

医療者が女性の顔を確認しながら、フェイスリフトなどの美容外科手術に向けてマーキングしている様子。

フェイスリフトでは、初回手術から10年前後で2回目を検討するケースがある。画像はイメージ。(出典:Adobe Stock)

  • 再手術までの期間→2026年の研究では、1回目から2回目のフェイスリフトまでの期間は平均10.7年だった。
  • 過去研究でも約10年→2025年のレビューでも、14研究737人を分析した結果、2回目は1回目から平均9~12年後に行われていた。
  • 顔内部の変化→再手術ではSMASの薄化や線維化、癒着などが見られることがあり、過去の手術による組織変化を踏まえた対応が必要になる。

 2026年9月の研究では、初めてフェイスリフトを受けた97人と、2回目を受けた97人を比較した。

 その結果、1回目から2回目までの期間は平均10.7年だった。2回目の手術時間は1回目より平均44.3分短く、合併症の発生率にも差はなかった。また、最初のフェイスリフトを若い年齢で受けた人ほど、2回目までの期間が長い傾向が確認された。

 こうした結果は、これまでの研究とも一致する。2025年のレビューでは、過去14研究、737人を分析したところ、2回目のフェイスリフトは1回目から平均9~12年後に行われていた。

 一方で、2回目では、最初の手術によって顔の内部の状態が変化していることがある。特に、皮膚の下で顔を支えるSMAS(表在性筋腱膜系)では、組織が薄くなったり、線維化や癒着が生じたりすることが報告されている。

 70例を調べた研究では、SMASから首の広頸筋にかけて、こうした組織の変化が82.9%の症例で確認された。そのため2回目では、過去の手術による変化を確認しながら、その状態に合った方法を選ぶことが重要になる。

2回目で合併症が増えるとは限らない

女性が両手を頬に添え、顔の輪郭や肌の状態を確認している。

フェイスリフトの効果は時間とともに変化し、2回目の手術は平均で初回から約10年後に行われる傾向が報告されている。画像はイメージ。(出典:Adobe Stock)

  • 手術の複雑さ→2回目は瘢痕や癒着などの影響で技術的に難しくなる場合がある。
  • 報告された合併症→血腫、一時的な顔面神経障害、漿液腫、皮膚の治癒遅延などが報告されている。
  • 初回との差→複数の研究で全体の合併症率は初回と大きく変わらず、2026年の研究でも1回目と2回目で差は確認されなかった。

 このように顔の内部に変化が起きている場合があるため、2回目のフェイスリフトは技術的に複雑になることがある。

 2025年のレビューでは、合併症として血腫、一時的な顔面神経障害、体液がたまる漿液腫、皮膚の治癒遅延などが報告された。研究ごとの合併症率は2.0~21.1%、一時的な神経障害は0~11.9%と幅があった。一方で、複数の研究で、全体的な合併症率は1回目のフェイスリフトと大きく変わらないと報告されている。2026年の最新研究でも、1回目と2回目で合併症率に差はなかった。

 フェイスリフトでは、最初の手術から10年前後を経て再び手術を検討するケースがある一方、2回目では過去の手術による組織変化を踏まえた対応が重要になりそうだ。

参考文献

Mandelbaum M, Mordukhovich I, Vishwanath N, et al. Interval to Secondary Facelift: A Match-Cohort Analysis of Interval Time, Technique, and Complications. Aesthetic Surgery Journal. Published September 15, 2026. doi:10.1093/asj/sjag161
https://doi.org/10.1093/asj/sjag161

Saad C, Ishak R, Joumaa JP, et al. Challenges and complications in secondary rhytidectomies, a systematic review. JPRAS Open. 2025. doi:10.1016/j.jpra.2025.11.007
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC13316293/

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Author

ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表 獣医師/ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。

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