ニキビ・ニキビ跡

繰り返しやすいお尻ニキビ。
椅子に座るのも辛いほど痛いお尻ニキビにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
お尻ニキビができる原因には、長時間座っていることや、下着による圧迫、摩擦刺激などが挙げられます。
人になかなか相談しにくいデリケートな悩みかもしれませんが、放置したり間違ったケアを続けていると症状が悪化し、ニキビ跡を残す恐れもあります。
今回の記事では、お尻ニキビの原因や対処法について詳しく解説していきます。
なるべく早く治すためにも、ぜひ参考にしてみてください。

お尻ニキビ,原因

お尻ニキビについて

お尻ニキビは痛みを伴ったり、繰り返しできやすい特徴があります。
また、汗や湿気によりムレやすいため、細菌が繁殖しがちで治りにくいという特徴もあるのです。
普段は服で隠れていますが、お尻はニキビができやすい条件が揃っており、実は悩んでいる人が多いパーツといえるでしょう。

お尻ニキビを繰り返す原因は?

お尻は刺激を意外と受けやすく、毛穴の数も多いため、ニキビが発生しやすい部位です。
座ることによる刺激や衣類のムレ・摩擦などによってお尻ニキビが繰り返しできやすく、なかなか改善しにくい特徴があります。
本章では、特にお尻ニキビの原因となりやすい刺激を2つご紹介します。

座ったままの姿勢が長時間続きやすい

座っている姿勢は体重がお尻にかかるためムレやすく、雑菌が繁殖しやすい状態です。
このため、刺激から肌を守ろうと角質が厚くなり、毛穴詰まりを引き起こす要因にもなります。
さらに、刺激が大きい分、炎症ニキビや化膿ニキビができやすく、座るのも辛いほどの痛みを伴う場合もあります。
とはいえ、デスクワークの仕事など座ることを避けられない方も少なくないはず。
そんな時は、椅子にクッションを挟む、入浴後の保湿ケアを入念に行って乾燥を防ぐ、といった対策を心がけるとよいでしょう。

通気性の悪い下着や洋服の着用

通気性の悪い素材の下着や、体に密着するスキニータイプなどの衣類は、雑菌が繁殖してニキビを引き起こしやすいため、お尻ニキビができている時は避けた方がよいでしょう。
綿など、通気性のよい下着や、サイズに余裕のある衣類を選ぶことも有効だと考えられます。
特に女性は生理中にお尻ニキビが悪化しやすいため、肌に優しい素材のナプキンを使用し、こまめに替えるよう心がけるとよいでしょう。

お尻のニキビは、他の病気の可能性も…

湿度がこもりがちなお尻は、ニキビ以外の皮膚疾患も発症しやすい部位といえます。
中でも「毛包炎(毛嚢炎)」はお尻ニキビに見た目が似ていますが、ニキビ用の市販薬でケアすると悪化させる場合もあるので注意が必要です。
お尻ニキビの治療を行っているのに一向に改善がみられない場合は、他の皮膚疾患の可能性もあります。自己判断せずに医療機関を受診して医師に診断してもらうとよいでしょう。

お尻ニキビと毛包炎の違い

詰まった毛穴内にアクネ菌が繁殖して起こるニキビに対し、毛包炎(毛嚢炎)は、毛穴の奥にある毛包に細菌(主にブドウ球菌)が感染して起こる細菌感染症です。
傷やカミソリ負け、バリア機能が低下した皮膚などから細菌が入り込むことによって炎症が起こります。
見た目はニキビと似ており、毛穴のある位置に赤みを帯びた発疹(丘疹)や、膿をもった発疹(膿疱)がみられるのが特徴です。
患部を清潔に保ち、保湿を十分に行うことで改善することもありますが、悪化や症状が長引く場合は皮膚科で抗菌薬(外用・内服)を処方してもらうと早期回復につながります。が。

お尻ニキビは自己判断せず早めに皮膚科を受診して

お尻ニキビは雑菌の繁殖や摩擦・刺激などの影響により、繰り返しできやすい上に悪化しやすい特徴があります。
また、ニキビだと思っていたら毛包炎など、ニキビ以外の皮膚疾患だったというケースもあるため注意が必要です。
自己判断で間違ったセルフケアを行っていると、座ることが辛いほど炎症が広がる恐れもあります。
お尻ニキビの早期改善のためには、なるべく早めに皮膚科を受診して医師に肌の状態を診てもらい、症状に合った適切な治療を受けることが鍵です。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

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