ボトックス注射とは
「ボトックス」と言う名前はよく知られ、一般的に広く使用されていますが、実はこれは米アラガン社の製剤「ボトックスビスタ」のブランド名です。つまり使用される製剤が「ボトックスビスタ」でない治療は「ボトックス」と呼ぶことができないため、一般的にはボツリヌス注射やボツリヌス療法などと呼ばれています。
ボツリヌス注射に使用される製剤の主成分であるボツリヌストキシンには、筋肉を動かすときに放出される神経伝達物質であるアセチルコリンを抑制する働きがあります。その特徴を利用して、ボツリヌス注射は、筋肉の動きを抑えることでシワが寄らないようにしたり、エラ張りの原因となっている咬筋やふくらはぎが太い原因となる筋肉を萎縮させることで、小顔効果やふくらはぎ痩せ効果などが得られると言われています。
引用:https://biyouhifuko.com/column/4441/
【部位別】ボトックス注射の失敗例
おでこに注入する場合の失敗例
おでこの失敗例として、眉毛が下がりすぎて目が小さく見えたり、表情が不自然になったりすることがあります。
また、注射位置が適切でないと、片方の眉毛だけが下がって、左右非対称になることがあるため注意が必要です。
眉間に注入する場合の失敗例
注射量が多すぎると、眉間の筋肉が過度に弛緩し、眉毛が下がったり表情が作りにくくなったりすることがあります。
また、注射量が少なすぎると、眉間のシワが十分に改善されず、効果が実感できないことがあります。
眉間のボトックス注射は、適切に行えばシワを改善し、すっきりとした印象を与えることができます。しかし、失敗すると、表情が不自然になったり、左右非対称になったりするリスクがあることを理解しておきましょう。
目の下に注入する場合の失敗例
目の下や目尻などにボトックス注射を行う際、注入する場所や角度、量が適切でないと、表情に違和感が出ることがあります。
注入が適切でないと、表情筋が動かしにくくなったり、笑顔が不自然になったりする可能性があるため注意が必要です。
エラに注入する場合の失敗例
エラにボトックス注射を行う際の失敗例として、ものを食べるときに顎に疲労感を感じることがあります。これは、エラの筋肉が過度に弛緩し、噛む力が弱くなるためです。
また、注入時に血管を傷つけてしまうと、注入部分に内出血が起こることがあります。
ボトックス注射のその他のリスクや副作用
ボトックス注射はさまざまな効果が期待できる施術ですが、他の医療行為と同様に、いくつかのリスクや副作用があります。具体的には以下のようなものです。
- 注射部位の痛み
- 腫れ
- 内出血
- 赤み
- アレルギー反応
- 倦怠感や頭痛
まれに、ボトックス剤に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。症状には、発疹、かゆみなどがあるため、心配な場合は、事前のカウンセリングで詳しく話を聞きましょう。
また、顔にボトックス注射を打つと特定の筋肉の動きが抑制されるため、今まで使っていなかった筋肉が代わりに動くようになります。それにより、普段は使わない筋肉に負担がかかり、倦怠感や頭痛を感じることがあります。
これらのリスクや副作用を最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による施術を受けることが大切です。異常が現れた場合は速やかに医師に相談するようにしましょう。
ボトックス注射で失敗したときの対処法
自然に消えるのを待つ
最も一般的な対処法は、ボトックスの効果が自然に消えるのを待つことです。通常、ボトックスの効果は4〜6ヶ月で徐々に弱まり、元の状態に戻ります。
ボトックス注射を受けた後、効果に満足できなかったり、失敗だと感じたりした場合、注入されたボトックスを完全に取り除くことはできません。
担当医に相談する
違和感が強く、どうしても待てない場合は、医師に相談しましょう。薬を使って、ボトックスの効果を弱める方法もあります。
明らかに違和感がある場合は、我慢せずに医師に相談することが大切です。適切なアドバイスを受け、必要な対処を行うことで、失敗の影響を最小限に抑えることができるでしょう。
ボトックス注射を打ち続けるとどうなる?
ボトックス注射を継続的に受けると、徐々に1回の効果が長く持続するようになるといわれています。これは、ボトックス注射によって筋肉の動きが抑制され、発達していた筋肉がだんだん小さくなっていくためです。
ただし、短期間で連続して注射を受けると、体内にボトックスに対する抗体ができてしまい、効果が弱まる可能性があります。そのため、注射のタイミングは医師と相談して決めることが大切です。
また、ボトックス注射の効果は一時的で、効果が切れると注射前の状態に戻ります。効果を維持するためには、定期的に注射を受けるようにしましょう。
ボトックス注射で失敗しないためのポイント
注入部位を触らない
ボトックス注射を受けた後は、注射した部分を触ったり、マッサージしたりすることは避けましょう。ボトックスが別の部位に移動し、効果が減少したり、意図しない筋肉に影響を与えたりする可能性があります。
注射後数日間は、ボトックスがまだ安定していないため、刺激を与えることで薬剤が周辺に広がってしまう可能性があります。
洗顔やスキンケア、メイクの際は、注射部分を擦らないように気をつけ、肌に優しく触れるようにしましょう。
納得できるまでカウンセリングを受ける
ボトックス注射で失敗しないためには、施術前のカウンセリングで、納得するまで質問や相談をすることが重要です。
ボトックス注射は手軽な印象がありますが、失敗すると元の状態に戻すのは難しいため、不安は徹底的に解消しておきましょう。
施術前のカウンセリングでは、ボトックス注射を受ける目的を明確に伝えることが大切です。理想とする仕上がりになるよう具体的な要望も医師に話しましょう。
ボトックス注射の実績が豊富な医師を選ぶ
ボトックス注射を成功させるには、医師の技術力が大きく影響します。注入量や注入箇所を正確に判断できる経験豊富な医師を選ぶことで、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。
また、メリットだけでなくデメリットも説明を受け、アフターケアも事前に確認しておくと良いでしょう。
ボトックス注射・ボツリヌス注射が受けられる全国のクリニック一覧
まとめ
ボトックス注射は、筋肉の動きを抑制することでシワを改善したり、フェイスラインの引き締め効果を期待できる施術です。部位別の失敗例としては、おでこや眉間では眉毛が下がりすぎる、目の下では表情に違和感が出る、エラでは噛む力が弱くなるなどがあります。
失敗しないためのポイントは、注入部位を触らない、納得するまでカウンセリングを受ける、経験豊富な医師を選ぶことです。
ボトックス注射を検討している方は、失敗例やリスクについて理解した上で、経験豊富な医師を選び、十分なカウンセリングを受けていきましょう。
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