たるみ・しわ

「最近、以前よりもシワが目立ってきた」「年齢よりも若々しい印象を維持したい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
このようなお困り事に有効な美容施術の一つが、ボトックス注射です。
ボトックス注射は、筋肉の動きを弱めることで顔のシワを目立たなくさせたり、タレ目にしてパーツを整えたりできる施術です。
メスを入れずに注射を打つだけで、数か月間効果が続くため施術が手軽に受けやすいのが特徴です。
しかし、ボトックスの施術を受けた後、効果がいつから現れるのか把握しないままだと安心して治療を受けられないですよね。
そこで今回は、ボトックスの効果の持続期間や長持ちさせるためのポイント、ダウンタイム期間、ボトックス注射に関するよくある質問を解説します。

ボトックス 効果 いつ から

ボトックスの効果はいつから現れる?

ボトックスは、注射後3~4日目には効果が現れ始めます。ただし、一度ボトックス注射を打った場合、次は3~4ヵ月後にしか注入ができません。ボトックス注射を打ちたい箇所が複数ある場合は、同じタイミングで治療を受けましょう。

また、複数の箇所にボトックス注射を受ける場合は大量にボトックスを注入しすぎる恐れがあるため、医師に相談しながら決めるのがおすすめです。
たとえば、眉間への注入量が多すぎる場合、眉間の筋肉が緩んで眉毛の位置が下がり顔の表情が作りにくくなることがあります。
一方、注入するボトックスの量が少なすぎると、気になっている箇所のシワが理想通りに改善されず、ボトックスの効果が感じられないケースもあります。

施術前に医師から十分に説明を受けて、画像や写真を見せながら自分が理想としているイメージをしっかりと伝えておきましょう。

ボトックスの効果の持続期間は?

ボトックス注射は、一般的には3~6ヶ月の期間、効果が持続します。
施術部位によって持続期間が異なるため、施術する箇所を検討する際にはあらかじめ調べておくのがおすすめです。

表情筋の動きを抑えて顔のシワを改善するシワ取り注射は4~6ヶ月、小顔効果を狙って発達したエラの筋肉を縮小させるエラボトックスは3~4ヶ月です。
たるみの引き締めとテカリを防止が期待できるマイクロボトックスや、筋肉を緩めて目や鼻の形を整えるパーツボトックスは3~6ヶ月、効果が続きます。
また、脇汗や臭いが軽減できる脇ボトックスの効果は3~6ヶ月、肩のラインがスッキリする肩ボトックスやふくらはぎ痩せ効果が期待できるふくらはぎボトックスの効果は4~6ヶ月です。

なお、ボトックスのシワ改善効果や金額、ボトックスの概要を詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

ボトックスの効果を長持ちさせるためのポイント

次に、ボトックスの効果を長持ちさせるためのポイント4つをご紹介します。

  • 自分の肌に合う製剤を選ぶ
  • 定期的に施術を受ける
  • 注射部位を圧迫しない
  • 体が温まることを避ける

自分の肌に合う製剤を選ぶ

ボトックスにはさまざまな種類が存在しており、効果を長持ちさせるためにはその中から自分の肌に合う製剤を選ぶ必要があります。

自分の肌に合わない製剤を使って施術した場合、注射した部位に腫れや赤みが生じたり、アレルギー反応が起こる恐れがあります。
発疹やかゆみなどのアレルギー症状が出ないか不安な方は、あらかじめカウンセリングで医師から十分に説明を聞き、施術に使う製剤の特徴を把握しておきましょう。

日本国内で流通している製剤が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

定期的に施術を受ける

定期的にボトックス注射の施術を受けるのも、ボトックスの効果を持続させるのに効果的です。

継続的にボトックス注射を受けると筋肉の動きが抑えられて縮小するため、一般的には1回分の効果が長持ちすると言われています。

ただし、短期間にボトックス注射を繰り返すと、体の免疫がボトックスに対する抗体を作って筋肉の動きを抑えられなくなる可能性があります。
そのため、注射するタイミングや一度に注入する薬剤量が適切になるよう、事前に医師に確認しておきましょう。

また、ボトックス注射の効果を維持するためには、定期的に施術を受ける必要があります。
単発の施術では効果が感じられにくいため、注意しましょう。

注射部位を圧迫しない

ボトックス注射の効果を長く保つには、注射後に施術した部位を圧迫しないよう気をつけましょう。
施術部位を圧迫すると内出血が生じたり、注入したボトックスが他の部位に流れて予想以上に筋肉が動かせなくなってしまったりする恐れがあります。
また、他の部位にボトックスが広がると、期待していた部位の効果が短くなる可能性も生じます。

ボトックスが他の部位に流れた場合は、修正はほとんど不可能です。効果がなくなるまで待つか、心配な場合は施術をしたクリニックで相談してみるのがいいでしょう。

体が温まることを避ける

ボトックス注射を受けた後は、体が温まることは避けましょう。
ボトックス注射に含まれる「ボツリヌストキシン」は温度の影響を受ける成分で、熱に弱いのが特徴です。

体温が高まると効果が十分に現れなかったり、内出血が生じたりする可能性があります。
入浴に制限はありませんが、長時間の入浴や温泉・サウナ、岩盤浴など体温を上昇させる行為は控えるようにしましょう。

また、激しい運動やホットヨガなど汗を流す行為も体が温まることにつながります。
体が動かしたくなっても、施術3日程度はウォーキングなどの軽度な運動で済ませてボトックス注射の効果が短くならないよう、注意しましょう。

ボトックスのダウンタイムは?

ボトックス注射のダウンタイムは、数時間程度でほとんどありませんが内出血が生じるケースがあります。注射した当日から洗顔や入浴、メイクが可能です。

また、内出血を早く改善したい場合は、母乳に含まれる糖タンパク質「ラクトフェリン」が主成分で含まれているケラスキンクリームがおすすめです。
ケラスキンクリームは、内出血の原因である血液中にある鉄分の排出を早める効果が期待できます。

なお、内服薬であるシンエックも、抗炎症作用が高いため、内出血を抑えられます。
シンエックはボトックス注射だけでなく、さまざまな美容施術の症状改善に適応可能です。
ダウンタイムの症状が気になる場合は、あらかじめ購入しておくと安心して美容施術が受けられるでしょう。

美容施術のダウンタイム中に役に立つアイテムを知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

ボトックス注射の具体的な効果

ボトックス注射をすることで受けられる具体的な効果は、以下5つです。

  • 小顔効果
  • シワ改善
  • 多汗症改善
  • 肩こり解消
  • 部分痩せ

ここからは、ボトックス注射の具体的な効果を、施術部位ごとに見ていきましょう。

小顔効果

ボトックス注射によって、すっきりとしたフェイスラインや小顔効果が期待できます。
歯ぎしりなどでエラの筋肉である咬筋が発達すると、エラが張って顔が大きくみえてしまいます。
しかし、片側数ヵ所の咬筋にボトックス注射を行うことによってエラの筋肉が収縮するため、シャープな形の顔を印象づけられます。

ボトックス注射の効果は3~4ヶ月程度です。
効果がなくなるとエラの筋肉は太くなりますが、元の太さまで後戻りすることはありません。
定期的に注射すると、少しずつ筋肉が縮んで半永久的に筋肉が痩せて小顔効果が期待できます。

小顔効果があるエラボトックスのメリットやデメリットが気になる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

シワ改善

表情のシワ改善にも、ボトックス注射が効果的です。

ボトックス注射によって表情筋の働きが抑えられるため眉間や額・目尻のシワの改善が可能で、効果が持続するのは4~6ヶ月程度です。

表情を作る際には、眉毛を上げる癖がある場合は額に、眉をひそめる行為が癖になっている方は眉間にシワができやすくなります。
また、笑うことで生じる目尻や鼻筋の中心付近のシワは、年齢を重ねるごとに少しずつ深くなるのが特徴です。
とくに鼻周りのシワは他の部位のシワよりもさまざまな筋肉が関係しているため、一度シワが刻まれると改善するのは難しいと言われています。
鼻周りにシワが生じた場合は、まだシワが浅い段階で対応するよう注意しましょう。

ボトックス注射の具体的なシワ改善効果や費用が気になる方は、以下の記事も読んでみてください。

多汗症改善

ボトックス注射は、多汗症やワキガを改善したい場合にも有効な方法です。
治療時間は10分程度、注射を打つ箇所は片脇約15~20ヵ所のみで、比較的手軽な美容施術です。

ボトックス注射を受けると汗腺の働きが弱まって脇汗の量が抑えられるため、ワキガが軽減されます。
ワキガの原因となる成分を含む、汗腺の一部「アポクリン腺」から出た汗が、湿った皮膚上の細菌に分解されることで、ワキガ特有の臭いが生じるとされています。

一度ボトックス注射を打つと、効果を持続して感じられるのは3~6ヶ月程度です。
効果がなくなっても、継続的に注射を打つことで多汗症やワキガの改善が可能です。

ただし、脇へのボトックス注射は汗の量を抑制が主な効果であるため、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を改善する効果は期待できません。

脇汗のお悩み解決に効果的な脇ボトックスを詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

肩こり解消

肩にボトックス注射を打つと、肩こり改善だけでなく、肩のラインをすっきりさせるのにも効果的です。そのため、「肩こりを治したい」「首を長くしたい」方におすすめの施術で、4~6ヶ月程度効果が続くのが特徴です。

肩こりや肩の盛り上がりは、首や肩周りの筋肉の緊張や、緊張が常態化していることが原因だとされています。
肩こりは、長時間同じ姿勢をとって肩の筋肉が緊張する状態が続いて、筋肉が縮まり血行不良を引き起こすことが原因です。

萎縮した筋肉にボトックス注射を打って、筋肉の緊張を和らげると肩こりが改善する効果があるといわれています。
筋肉の緊張が軽減されると筋肉の張りが解消されて肩の位置が下がるため、すっきりとした肩のラインへと改善が可能です。

肩ボトックス注射の詳細が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

部分痩せ

もともと筋肉質でふくらはぎが太くて気になる場合、ボトックス注射をすることで部分痩せが可能です。
ふくらはぎの肥大している筋肉にボトックス注射を打つと、筋肉が縮まって細く痩せていきます。
筋肉の張りはふくらはぎの「腓腹筋」が原因であることが多いため、「腓腹筋」に打つことがほとんどです。

筋肉の使い方や状態には個人差があるため、医師と相談しながら仕上がりのイメージをきちんと伝えましょう。
医師が希望を考慮して、ボトックス注射を打つ位置や量を判断します。

費用相場は70,000~200,000円とボトックス注射の中では高いものの、効果は4~6ヶ月程度で最大半年続きます。

ふくらはぎボトックスの詳細を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

ボトックス注射に関するよくある質問

ボトックス注射の効果が実感できる時期や期間、部位ごとの効果はわかったものの、細かい質問をしたい方もいるのではないでしょうか。
ここからは、ボトックス注射に関するよくある質問、以下3つをご紹介します。

  • ボトックス注射を一度打って何ヶ月間空けたら受けられる?
  • ボトックス注射後にいつから入浴できる?
  • ボトックス注射後にいつから岩盤浴に入れる?

ボトックス注射を一度打って何ヶ月間空けたら受けられる?

ボトックス注射を一度打って再度施術を受ける際には、4~6ヶ月程度、期間を空ける必要があります。

効果を維持したい場合は、継続的にボトックス注射を受けなければいけません。
しかし、ボトックスを短期間で連続して大量に注入したり、ボトックス注射を長期間受け続けたりすると、ボトックスに対する抗体ができて効果が効きにくくなる恐れがあります。

ボトックス注射を行うタイミングは、医師と相談して決めると安心して継続的に効果が実感できるでしょう。

また、製剤選びも重要です。使用する製剤の複合タンパク質の含有量が多いと、アレルギー反応や抗体ができる可能性が高くなるという意見もあるため、慎重に製剤を選びましょう。

ボトックス注射後にいつから入浴できる?

ボトックス注射後は、施術した当日から入浴が可能です。

ただし、ボトックス注射は熱に弱いため、体を温める行為は効果を低下させてしまいます。
長時間の入浴やサウナ、激しい運動などの代謝が上がる行為は控えるようにしておきましょう。
もちろん、体温が上昇する激しい運動もしばらくは避けてください。

数日間は、短めに湯舟に浸かったり、ぬるめのシャワーを浴びたりするようにしましょう。

ボトックス注射後にいつから岩盤浴に入れる?

ボトックス注射を受けた場合、施術してから3日後に岩盤浴に入れます。

施術後に体を温めるとボトックス注射の効果が十分に発揮できなかったり、長時間温度が高い環境にいると施術箇所が内出血を引き起こしたりする場合があります。
3日間程度は、岩盤浴だけでなく、サウナや温泉などの体温を上昇させる行為は控えてください。

シャワーや入浴の制限はありません。ただし湯船に長時間浸かったり、サウナや岩盤浴などで積極的に汗をかいたりするのは、避けておいた方が無難です。施術箇所付近にドライヤーの温風を当てるのも控えておきましょう。

また術後に温度が高い環境に長時間居すぎると、施術箇所が内出血を起こす可能性もあります。施術後3日間程度は、ぬるめのシャワーや短めの入浴で済ませるようにしてください。

いつからボトックスの効果があるのかを知って施術の計画を立てよう

今回の記事では、いつからボトックスの効果があるのか、持続期間やダウンタイム期間などを解説しました。
ボトックス注射は体にメスを入れることなく数か月間効果が続く美容施術ですが、効果を長持ちさせるためのポイントや注意点を把握して施術の計画を立てることが大切です。

また、医師の技量によって得意な部位が異なったり、クリニックによって使う製剤に違いがあったりします。そのため、事前に自分で情報収集しながらいくつかのクリニックでカウンセリングを受けたうえで、施術をお願いする医師・クリニックを判断する必要があります。
自分が納得できる施術内容で適切な施術を受けて、お悩みを改善していきましょう。

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