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シミのリスクを高める2大要因、シークヮーサー抽出液で影響和らぐ、資生堂が抑制法を研究

カレンダー2024.1.28 フォルダー最新研究

ポイント

  • 年を取ると、紫外線によるシミのリスクが高まる。
  • シミの発生や悪化には、“慢性微弱炎症”やIL-6R受容体が関わる。
  • シークヮーサーの抽出液がシミのできやすい状態を改善
気になるシミ。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

気になるシミ。写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

 年を取るほど、紫外線によってシミが増えるリスクが高まる──。資生堂が2024年1月19日にこんな風に報告している。

シミのできやすい肌とは?

シミはなぜ悪化?写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

シミはなぜ悪化?写真はイメージ。(写真/Adobe Stock)

 資生堂は、シミを増やす「シミ肌環境」にフォーカスを当てた研究を通し、表皮や真皮で慢性的に炎症状態が続く“慢性微弱炎症”がシミに関わっていることを見つけ出している。

 さらに最近の研究では、「紫外線」と「加齢」が互いに影響し合い、シミのリスクを高めている可能性に注目していた。

 そこで今回、この2つの要因に焦点を当てて、紫外線と加齢のシミへの影響を確かめた。研究グループでは、シミの部分とそうではない部分で、炎症状態を比べた。

シミの悪化要因「IL-6R受容体」

加齢でシミ悪化につながるIL-6R受容体の増加傾向を確認。(出典/消費者庁)

加齢でシミ悪化につながるIL-6R受容体の増加傾向を確認。(出典/消費者庁)

 こうして次のような発見があった。

  • シミ部位では「IL-6R受容体」が増加 → シミのある肌では、このIL-6R受容体が多くなって、シミを悪化させやすい状態になった。
  • 加齢と紫外線の影響 → 加齢や紫外線によって、このIL-6R受容体がさらに増えることが分かった。これがシミを作る細胞(メラノサイト)を活性化させていた。
  • 「平実檸檬(シークヮーサー)」の効果 → シークヮーサーから抽出した液にIL-6R受容体を抑える効果があることが発見された。

 同社では、加齢や紫外線の影響を和らげられる方法の開発につなげたい考えだ。

参考文献

資生堂、加齢が日中の紫外線下でのシミリスクを増加させることを発見し、 その抑制法を開発
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003759

紫外線、熱、肌トラブル、富士フイルムの新たな発見
https://biyouhifuko.com/news/research/4143/

紫外線が肌に与える影響を知る、肌が「皮」のように厚く、老化との関連も
https://biyouhifuko.com/news/research/2631/

トラネキサム酸の最適な使い方とは?肝斑の改善、美容皮膚科医学雑誌で発表
https://biyouhifuko.com/news/research/4665/

SPF信じて大丈夫?ハーバード大が教える日焼け止めの新常識
https://biyouhifuko.com/news/research/2661/

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Author

ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表 獣医師/ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。

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