ニキビ・ニキビ跡

ニキビには「思春期ニキビ」「大人ニキビ」と呼ばれる種類が存在し、ニキビのできる場所や特徴、原因がそれぞれ異なります。思春期ニキビは皮脂分泌の過剰な「Tゾーン」、大人ニキビは乾燥しやすい「Uゾーン」にできやすいという特徴があり、
特に大人ニキビは、同じ場所に繰り返しできやすく、治りにくいという特徴があります。
大人ニキビは、様々な要因が重なり合うことで発生しやすくなるため、大人ニキビを防ぐためにも「バリア機能」と「ターンオーバー」を整えることが重要です。

ニキビは肌の乾燥や生活習慣の乱れ、ストレスなど、様々な要因が重なってできやすくなると考えられています。
また、ニキビはできる場所によって原因や特徴が異なると言われており、大人ニキビは治りにくく、繰り返しやすいのが特徴です。

最近では、長引くマスク生活により、頬やフェイスラインのニキビに悩む方も増加傾向にあります。ニキビ跡を残さないためにも、思春期ニキビと大人ニキビの違いや、ニキビができる場所ごとのケアや対策方法を理解し、なるべく早く皮膚科を受診することが大切です。

大人ニキビはUゾーン、思春期ニキビはTゾーンにできやすい

ニキビは大きく分けると、主に10代の「思春期」と呼ばれる時期にできる「思春期ニキビ」と、成人してからできる「大人ニキビ」とに分けられます。思春期ニキビと大人ニキビでは、できる場所や原因が異なります。

思春期ニキビの特徴

成長期に成長ホルモンの影響で皮脂腺の働きが活発になり、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなることで、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖しやすくなります。

特にTゾーン(おでこや鼻)を中心に、皮脂の分泌が過剰な場所にニキビができやすいという特徴があります。

男女問わず皮脂の分泌量が増えるため、思春期は誰でもニキビができやすい肌状態になっているといえますが、肌を清潔に保ち、正しい洗顔・スキンケア塗り薬使用などによって比較的改善しやすい傾向にあります。思春期ニキビは年齢とともにホルモンバランスが安定し、皮脂の分泌が落ち着くにしたがって、自然とできにくくなることが多いといわれています。

大人ニキビの特徴

大人ニキビは、睡眠不足、食生活やホルモンバランスの乱れ、ストレス、乾燥によるバリア機能の低下、誤ったスキンケアなど、様々な原因が複雑に絡み合っています

これらによって、肌が生まれ変わる「ターンオーバー」が乱れ、自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が溜まり、毛穴が詰まりやすくなることで、ニキビができやすい状態になります。また、大人ニキビは同じ場所に繰り返しやすく、治りにくいという特徴があります。

大人ニキビは、特にUゾーン(頬、あご、口周り、フェイスライン)や首などにできやすいといわれています。
大人ニキビはできる部位によって原因が異なることもありますので、ニキビ跡を残さないためにも一時的な対応ではなく、根本的な原因を知った上で対処していくことが大切です。

大人ニキビ原因には外的要因と内的要因の2つがある

大人ニキビができる原因には、外からの刺激による「外的要因」と、体の中からの「内的要因」があげられます。

外的要因

乾燥

肌が乾燥状態になると、水分不足を補うために皮脂分泌が増えます。その結果、皮脂が過剰に分泌されて毛穴詰まりを起こし、アクネ菌やブドウ球菌が増えることで、ニキビができやすい状態になります。さらに、乾燥は肌のバリア機能低下を招くため、紫外線や花粉などの刺激を受けやすくなります。

紫外線

紫外線を浴びてダメージを受けた肌は、バリア機能が低下し乾燥が進むことで、皮脂分泌が過剰になります。また、紫外線の刺激によって「角質層」が厚く、毛穴が詰まりやすい状態になり、ニキビができやすくなることが多いです

紫外線を浴びると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が大量の活性酸素を発生させ、すでにできたニキビの炎症も悪化させます。これにより、ニキビ跡が残りやすくなるなどの悪循環を招く恐れがあります。

マスクなどの外的刺激

マスクが肌に擦れる摩擦刺激から肌を守ろうとすることで、角質層が厚くなりニキビができやすくなります。人によっては摩擦を受けた部分の角質がダメージを受け、バリア機能が低下することもあります。

さらにマスクの中は蒸れやすく、水分の蒸散により肌が乾燥しやすくなるため、汗や雑菌による炎症を起こしやすくなると言われています。通気性や肌触りの良いマスクを選び、清潔に保ちながら使用することも重要です。

誤った洗顔方法やスキンケア

洗浄力の強い洗顔料や熱いお湯を使用した洗顔、1日に何度も過剰に肌を洗う等の行為は、肌が元々持っている天然の保湿成分や細胞間脂質など、必要な成分まで除去してしまう恐れがあります

また、スクラブ入りの洗顔料などでゴシゴシと肌を擦ると、摩擦により肌にダメージを与えるためバリア機能が低下してニキビができやすい状態になることもあるのです。

見落としがちですが、洗顔料のすすぎ残しもニキビの原因に繋がると言われています。
洗顔後は、自分の肌状態に合わせた化粧水や美容液、乳液などのスキンケアで十分な保湿を行い、水分と油分のバランスを整えることも重要です。

内的要因

睡眠不足や質の悪い睡眠

肌の新陳代謝には、脳下垂体から分泌される「成長ホルモン」が関係しています。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるといわれており、睡眠不足や熟睡できない日々が続くとホルモンの分泌量が減少し、肌のターンオーバーが乱れがちになります。
そして古くなった角質が溜まり、毛穴詰まることでニキビが発生する可能性が高まるのです。

また、睡眠不足により肌の免疫力も下がるため、皮膚のダメージ補修がスムーズに行われなくなり、すでにできてしまったニキビも悪化することがあります

ストレス

ストレスを受けると、男性ホルモンの一種である「アンドロゲン」の分泌が過剰になります。アンドロゲンには、皮脂分泌を促進する作用があるため、毛穴詰まりが起こりやすく、ニキビができやすくなるのですそのうえ、ストレスは自律神経に影響を及ぼし、肌の免疫力を弱めることもあるため、注意が必要です。

食生活の乱れ、栄養不足

「脂質」や「糖質」は、過剰にとると皮脂の分泌が増加して、皮脂が毛穴に詰まり、ニキビができやすくなることがあります。同様に、カフェインや香辛料のような刺激物も摂りすぎには注意が必要です。

また、脂質や糖質代謝する時に、皮脂分泌をコントロールする働きのある「ビタミンB群」が大量に消費されます。

ビタミンB群が不足すると、皮脂分泌が過剰になり、ニキビができやすくなります。偏った食事やダイエットによる食事制限もニキビに繋がりやすいです。皮脂をコントロールするといわれる「ビタミンB2」や「ビタミンB6」、肌のターンオーバーを正常化する「ビタミンA」、抗炎症効果のある「ビタミンC」などをバランスよく、積極的にとると良いでしょう。

ホルモンバランスの乱れ

生理前に分泌が活発になる「黄体ホルモン(プロゲステロン)」には男性ホルモンと似た作用があり、皮脂分泌を促進する作用があります。
また、黄体ホルモンは毛穴周辺の皮膚を厚くする作用があり、毛穴詰まりが起きてニキビができやすい状態になります。生理前にニキビができやすくなるのはこのためです。

ニキビができる場所別|原因とケア方法

ニキビが発生する場所によって原因やケア方法は異なります。また、ニキビは顔だけでなく、背中やデコルテなど体にもできます。本章では、顔のニキビができやすい場所と、体のニキビができやすい場所に分けて解説していきます。

顔のニキビができやすい場所

頬や口周り〜あご、フェイスライン〜首のニキビは、再発しやすく、治りにくいといわれる部位です。
乾燥しやすい場所のため水分不足を補うために皮脂の分泌が過剰になり、毛穴に皮脂が詰まルことでニキビの原因となるアクネ菌が過剰に増え、炎症が起こります。また、肌の乾燥によりターンオーバーが乱れて角質が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなります。

頬は皮脂の分泌が少なく、肌が乾燥しやすい場所です。ファンデーションやチークなどのメイクの汚れが毛穴に詰まってニキビができることもあります。睡眠不足、ストレスなどでホルモンバランスが乱れて皮脂分泌が過剰になります。

<頰ニキビ対策のポイント>

  • 脱脂力が強く、乾燥を招くような洗顔料の使用を控える
  • スキンケアで十分に保湿を行い、水分と油分のバランスを整えて肌のバリア機能を高める
  • 寝具を清潔に保つ
  • リキッドファンデーションなど、油分の多いファンデーションは肌への負担が大きく、毛穴詰まりを起こす可能性が高まるため、油分の少ないパウダー状のファンデーションや日焼け止めを使用する

口周り〜あご

あごは皮脂腺が多いのに対して汗腺が少ないため、乾燥しやすいという特徴があります。また、ホルモンバランスの影響を受けやすく、生理前に分泌される黄体ホルモン皮脂分泌を活発にする働きをもつので、毛穴詰まりが起きやすくなります。マスクや手などの接触の刺激によって、雑菌がニキビの炎症を引き起こすこともあります。さらに、口周りやあごは紫外線対策が不足しやすい部位です。紫外線よるダメージも肌の角質層が厚くなり毛穴をつまらせる原因となることがあります。

<口周り〜あごニキビ対策のポイント>

  • 脱脂力が強く、乾燥を招くような洗顔料の使用を控える
  • スキンケアで十分に保湿を行い、水分と油分のバランスを整えて肌に潤いを与え、バリア機能を高める
  • 肌に刺激の少ない日焼け止めなどを使用し、十分な紫外線対策を行う
  • 十分な睡眠の確保やストレスを溜め込まないようにして、ホルモンバランスを整える生活を意識する
  • スクラブ等の摩擦刺激の大きいスキンケアを避け、ニキビを触らないようにするなど肌に刺激を与えない
  • 脂質や糖質の過剰摂取を避け、栄養バランスのよい食事を摂る
  • 痛みや赤みを伴う炎症性ニキビになりやすいため、早めに皮膚科を受診することが推奨されている

フェイスライン〜首

フェイスラインや首にできるニキビは大人ニキビの代表とも言われていて、特にホルモンバランスや生活習慣の影響を受けやすいといわれる部位です。元々顔の中でも角質層が厚いパーツですが、ホルモンバランスの乱れにより皮脂の分泌が過剰になることでより毛穴が詰まりやすくなります。

また、シャンプーや整髪剤をすすぎ残やすく、十分に洗い流せていないと、雑菌が繁殖してニキビの原因になります。

さらにフェイスラインや首元は、無意識に触っていることや衣類の刺激が多い部位です。手に付着している雑菌や汚れによってもニキビはが発生・悪化しやすくなるうえに、マフラーやハイネックなどの刺激で炎症が強くなることもあります。

<フェイスライン〜首ニキビ対策のポイント>

  • 脱脂力が強く、乾燥を招く洗顔料の使用を控える
  • スキンケアで十分に保湿を行い、水分と油分のバランスを整えて肌のバリア機能を高める
  • 十分な睡眠の確保やストレスを溜め込まないようにして、ホルモンバランスを整える生活を意識する
  • シャンプーやトリートメントをしっかり洗い流してすすぎ残しのないようにする
  • 肌に刺激の少ない日焼け止めなどを使用して紫外線対策を行う
  • 髪の毛先が首やフェイスラインに当たって刺激になる可能性があるため、髪をくくるなどなるべく肌に刺激を与えない
  • マフラーやハイネック等、患部に触れる衣類を清潔に保ちながら使用する
  • 脂質や糖質の過剰摂取を避け、栄養バランスのよい食事を摂る
  • 痛みや赤みを伴う炎症性ニキビになりやすいため、早めに皮膚科を受診することが推奨されている

Tゾーン(額、鼻)

Tゾーンは顔の中で1番毛穴の数が多いといわれていて、皮脂が過剰に分泌されやすく、ニキビができやすい場所です。

額はシャンプーや整髪剤のすすぎ残しが起こりやすく、十分に洗い流せていないと、雑菌が繁殖してニキビ発生の原因になります。また、前髪の刺激や、前髪に付着している雑菌や汚れからもニキビが発生・悪化しやすくなります。

鼻は過度な角栓ケアや、メイクが落ちきらず肌に残っていることも原因になりやすいです。

食事による影響を受けやすいとされており、脂肪分や糖分の多い食生活が続くことで、皮脂の分泌が増加して皮脂が毛穴に詰まり、ニキビを招きやすくなります

<Tゾーンニキビ対策のポイント>

  • シャンプーやトリートメントをしっかり洗い流してすすぎ残しのないようにする
  • 特に額は髪の毛が当たらない髪型にするなど、なるべく肌に刺激を与えない
  • 脂肪や糖分の過剰摂取を避け、栄養バランスのよい食事を摂る
  • 角栓を手で押し出したり、毛穴パックの使用など、肌負担の大きいスキンケアを避ける
  • 毛穴詰まりが気になる場合は、クレンジング剤を見直ししてみるのも一つの方法

体のニキビができやすい場所

デコルテ、背中、お尻

デコルテや背中はもともと皮脂分泌が多く、ニキビができやすい場所です。常に衣類で覆われ、長時間のデスクワークなどで血流が悪くなりがちなお尻もニキビの好発部位とされています 。体のニキビは、「ホルモンバランスの乱れ」と「衛生面の問題」の2つが原因であることが多いといわれています

睡眠不足や偏った食生活によってホルモンバランスが乱れ皮脂の分泌が過剰になり、毛穴が詰まりやすくなります。

また、衣類の刺激や蒸れ、シャンプーのすすぎ残しなどにより二キビが発生・悪化しやすいです。特に夏場は体に汗をかきやすく、皮脂や汗で雑菌が繁殖しやすくアクネ菌増殖を招き、ニキビができやすくなるため、こまめに着替えたり、汗拭きシートを使用したりすると良いでしょう。

体のニキビは「マラセチア菌」が原因の可能性もある

顔のニキビはほとんどが「アクネ菌」が原因ですが、体のニキビは皮膚の常在菌であるマラセチア菌が原因の「マラセチア毛包炎」であることが多いです。

アクネ菌とマラセチア菌の治療方法は異なり、どちらも症状が似ているため自分で見分けるのが難しいため、赤みや軽い痛みのあるニキビがなかなか治らない場合は、なるべく早く皮膚科で診察と適切な治療を行うと良いでしょう。

<体のニキビ対策のポイント>

  • シャンプーなどのすすぎ残しがないようにしっかりと洗い流す
  • 汗をかいたらシャワーを浴びたりこまめに着替えたりして肌を清潔に保つ 
  • 髪の毛が長い人は人は、背中やデコルテに髪が直接触れにくい髪型を心がける
  • 衣類や寝具を清潔に保つ
  • 締め付けが少なく、通気性の良い下着を着用する
  • 十分な睡眠の確保やストレスを溜め込まないようにして、ホルモンバランスを整える生活を意識する
  • 動物性脂肪や糖質の過剰摂取を避け、栄養バランスのよい食事を摂る
  • スキンケアで十分に保湿を行い、肌に潤いを与えてバリア機能を整える

ニキビ跡を残さない!ニキビを予防・改善する重要ポイント3選

ニキビができにくい健やかな肌を目指すには、「バリア機能」と「ターンオーバー」を整えることが重要です。また、誤ったセルフケアはニキビを悪化させる恐れがありますので、皮膚科へ行って、今の肌の状態を診てもらうと良いでしょう。ニキビ跡を残さないためにも、なるべく早く適切な治療を行うことが大切です。

肌への刺激や負担が少ないスキンケアでバリア機能を整える

本来皮脂は、肌の表面で汗と混ざることで「皮脂膜」を作り、乾燥や外的刺激から肌を保護するバリア機能として肌を守っています。

しかし、皮脂を必要以上に取り除くケアを繰り返していると、バリア機能が低下します。これによって肌を守るために皮脂が過剰に分泌されて「オイリー肌」を招きます。皮脂を取れば取るほど、皮脂は過剰に分泌されて悪循環となることが多いため、肌の水分と油分バランスを整えて、バリア機能を高めるケアを行うことが重要です。また、毛穴の詰まりを無理に取ろうとしたり、洗顔時にゴシゴシ擦ったりすることも肌状態の悪化に繋がるため、避けた方がよいでしょう。

皮膚科によっては皮膚科によっては「ノンコメドジェニック」という、ニキビ(コメド)ができにくい処方のスキンケアやメイクアイテムの使用を勧めているところもあります。

食生活やストレス管理を見直し、肌のターンオーバーを整える

新しい肌細胞は、生まれてから約28日間で肌の表面に出てくると言われています。肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーは、早くても遅くても、肌トラブルを招きやすくなります。健やかな肌のためには、食生活や日々のストレス対策を見直し、ターンオーバーを正常化させることが重要です。十分な睡眠や栄養バランスの良い食生活を心がけ、規則正しい生活を送ることがニキビ予防には大切になってきます。

医師の診察と適切な治療が完治の鍵

大人ニキビは、繰り返しできやすく治りにくいため、ニキビ跡も残りやすいです。また、大人ニキビにはさまざまな要素が複雑に絡み合っているため、人それぞれ大人ニキビ原因が異なります。誤ったセルフケアはニキビを悪化させる恐れがありますので、皮膚科の診察で今の肌の状態を診てもらい、適切な治療を行うことが重要です。特に、気になって患部を触ることで炎症が強くなり、ニキビ跡が残りやすくなることもあります。

ニキビは触ったり潰したりせず、なるべく早い段階で自分に合った治療を行うことが大人ニキビ完治の鍵といえるのです。

まとめ

思春期ニキビと大人ニキビのできる場所や、原因は違います。
思春期ニキビは皮脂分泌の過剰な「Tゾーン」、大人ニキビは乾燥しやすい「Uゾーン」にできやすいです。

特に大人ニキビは、同じ場所に繰り返しできやすく、治りにくいという特徴があります。
「外的要因」と「内的要因」といったさまざまな要因が複雑に重なって大人ニキビが発生しやすくなるので、健やかな肌づくりのためには「バリア機能」と「ターンオーバー」を整えることが重要です。誤ったセルフケアを続けているとニキビが悪化する恐れがあるので、なるべく早く皮膚科へ行き、肌の状態を診てもらうと良いでしょう。ニキビ跡を残さないためにも、適切な治療を行うことが美肌への鍵です。

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