ピコレーザーにほくろ除去効果はあるの?
レーザーによるほくろ治療は、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)やQスイッチレーザーが使用されることが一般的です。
また、大きいほくろは切り取って縫い合わせることもあります。
知らない方も多いようですが、実はピコレーザーでもほくろの除去が可能です。
しかも、ピコレーザーでは従来のレーザーと違い、周辺組織へのダメージを最小限にとどめたほくろ治療ができるため、傷跡が残りにくいのが最大のメリットとされています。
ピコレーザーでほくろ除去をする際の注意点
ほくろにはそばかす程度の小さなものから、大きく膨らみのあるものまで様々なタイプがありますが、ピコレーザーですべてのほくろを治療できるというわけではありません。
治療ができる条件としては、「1〜2㎜程度の小さなほくろ」や「膨らみ(盛り上がり)が少なく平らなもの」といった点が挙げられます。
また、急に大きくなった・色ムラがある・境目がギザギザなど悪性腫瘍が疑われるほくろ(この場合は組織検査が必要となることが多い)は、メスをつかった切開法などが適応となります。
ほくろを除去する際は、治療期間中に紫外線を浴びてしまうと炎症後色素沈着を起こしやすくなるため、紫外線の強い時期を避けて治療を始めるとよいでしょう。
ピコレーザーでほくろを取るには何回照射が必要?
ほくろ除去はほくろの状態にもよりますが、約1〜2ヶ月に1度のペースでピコレーザーを照射し、合計5〜10回ほど繰り返すと徐々に薄くなっていくことが多いといわれています。
従来のレーザーとは異なり周りの組織への損傷を最低限にしてメラニン色素をピンポイントで破壊していくため、ピコレーザー1回の照射で完全にほくろを消すことは難しいです。
しかし、回数と時間をかけて治療していくので、傷跡や肌の凹みといったリスクは最小限に抑えられます。
また、照射後は保護テープも必要がないため、施術後からメイクをすることも可能です。
ピコレーザーでほくろ除去後の経過について
ほくろへピコレーザーを照射した後は、徐々に色味が濃く・黒いかさぶたとなります。
照射部分へのテープ保護は不要です。
ほくろ除去後のダウンタイムは、かさぶたや肌の赤みといった症状が表れますが、数日経過するとかさぶたが自然に剥がれていきます。
新しい皮膚が周りと馴染むまでに数ヶ月〜半年ほど時間が必要となることが多いでしょう。
その間の色素沈着対策としては、紫外線対策とビタミンCやトラネキサム酸などの内服薬、ハイドロキノン・レチノールの外用薬やスキンケアを使用すると効果的です。
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他のレーザーとピコレーザーのほくろ除去方法の違い
ピコレーザー | CO2レーザー | |
回数 | 約1ヶ月に1度のペースで合計5〜10回 | 1回の照射で取れることが多い |
傷 | 傷跡が残りにくい | 傷跡リスクがある |
症状 | かさぶたや肌の赤み。かさぶたは数日で剥がれ落ちる。 | 肌の凹みや炎症後色素沈着。凹みは1週間〜半年、炎症後色素沈着は3ヶ月ほどで目立ちにくい状態になる。 |
保護テープ | 不要 | 約1~2週間のテープ保護が必要 |
メイク | 当日から可能 | テープの上から可能 |
ピコレーザーとCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)には上記のような違いがありますが、ピコレーザーは照射後保護テープが不要なため、顔にほくろが多い方に向いています。
CO2レーザーは照射後1~2週間ほどはテープ保護が必要なため、顔中のほくろをまとめて除去したい時には不向きかもしれません。
ピコレーザーによるほくろ取り放題プランもあるけれど…
クリニックによっては、「シミ取り放題」のように、ほくろの取り放題プランが用意されている場合もあります。
しかし、色素沈着などのリスクがあるほくろ取りは、いきなり顔全体の治療を始めるより、まずは数個だけ治療して様子を見るのがおすすめ。
ホクロ治療の実績が豊富で、肌状態にあった複数の治療方法を提案してくれるクリニックを選ぶとよいでしょう。
ピコレーザーのほくろ除去まとめ
この記事では、ピコレーザーで治療できるほくろ除去の効果や注意点、従来のレーザーとの比較についてご紹介しました。
ほくろ治療を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。