ダウンタイムとは、施術を受けたあとに起こる、赤み、腫れ、むくみ、皮膚の剥離(皮むけ)、かさぶたなどが回復するまでの期間のことです。
ダウンタイムを過ぎれば、高い効果を実感できることが多いのですが、症状によってはしばらく「外出しづらい」と感じる場合もあります。
あらかじめ予定を調整するなど、施術を受ける場合は計画的に行うようにしましょう。 

ダウンタイム

様々な美容の悩みを、医療技術を用いて解決へ導く美容医療。

「美容医療の施術に興味はあるけど、初めてだから不安・・・」と感じる人もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、美容医療の施術を受けた後に起こる症状(ダウンタイム)について、そもそもダウンタイムとは何か?というところから、施術別に異なる症状までご紹介します。

ダウンタイムが続く期間や過ごし方、注意点についても解説しますので、施術を受ける時の参考にしてみてください。

美容医療のダウンタイムとは

美容医療のダウンタイムとは

ダウンタイムとは、施術を受けたあとに起こる、赤み、腫れ、むくみ、皮膚の剥離(皮むけ)、かさぶたなどが回復するまでの期間のことです。

ダウンタイムを過ぎれば、高い効果を実感できることが多いのですが、症状によってはしばらく「外出しづらい」と感じる場合もあります。
あらかじめ予定を調整するなど、施術を受ける場合は計画的に行うようにしましょう。
また、施術によってダウンタイムの症状や期間などは異なりますので、次章の「2、施術別にダウンタイムをご紹介」を参考にしてみてください。

施術別にダウンタイムをご紹介

施術別にダウンタイムをご紹介

シミ取りレーザーのダウンタイム 

シミ取りレーザーで代表的な「Qスイッチレーザー」と「ピコレーザー(ピコスポット)」をご紹介します。
どちらもレーザーをシミの部分に照射して、シミの原因となるメラニン色素を熱で破壊し、体外へと排出して、シミを除去していく治療法です。
ピコレーザーはQスイッチレーザーと比べてパルス幅(照射時間)が短いため、肌へのダメージが少なく、痛みが軽減されていると言われています。また、メラニン色素をより細かく破壊できることから、Qスイッチでは難しいとされている色の薄いシミへの効果が高いとされています。

ダウンタイムの症状

  • ヒリヒリとした痛み
  • かさぶた
  • 赤み
  • 一時的にシミが濃く浮かび上がる黒浮き
  • 内出血
  • かゆみ

ダウンタイムの期間

<Qスイッチレーザーの場合>

照射直後から1週間程度:テープや絆創膏などで保護(機種によっては不要な場合も)

翌日から1週間程度:照射跡がかさぶたの状態

1〜2週間:かさぶたが剥がれ、照射跡がピンク色のような状態2週間後〜:周囲の肌と徐々に馴染んでくる

<ピコレーザー(ピコスポット)の場合>

照射直後から1日程度:照射跡が白くなる

翌日から数日後:照射跡が黒く、薄いかさぶたの状態(機種によってテープ保護は不要)

数日から1週間後:かさぶたが剥がれ、照射跡がピンク色のような状態

2週間後〜:周囲の肌と馴染んでくる

ダウンタイムの過ごし方

  • 肌を擦ったり刺激を与えない
  • 日焼けをしない
  • 肌が敏感になっているので日焼け対策を十分に行う
  • 患部が乾燥しやすいので保湿を十分に行う
  • 美白剤(ハイドロキノン)を処方された場合は医師の指示通りに使用する
  • レーザー照射後、1週間程度テープや絆創膏を貼って過ごす必要があり、その期間はテープを剥がしたりしない。また、傷を乾かさないようにする(薄くて小さいシミの場合はテープ保護なし)

ダウンタイム中の注意点

無理にかさぶたを剥がすと炎症後色素沈着(PIH)の原因となります。 
シミよりも濃くなることもありますが、基本的には半年〜1年程度で徐々に消えると言われています。
気になる場合は施術を受けたクリニックへ相談してください。

光治療のダウンタイム

光治療は、メラニン色素やヘモグロビンなどに反応する光(IPL)を肌に照射して、シミやくすみ、赤みなど様々な肌悩みを改善へ導いていきます。
コラーゲンの生成も促すため、肌のハリや弾力アップも期待できます。

代表的な機種に「フォトフェイシャルM22」や「ライムライト」、「フォトRF」などがあります。
  

ダウンタイムの症状

基本的にダウンタイムはないと言われていますが、下記のような症状が照射直後から数日間続く場合があります。

  • 赤み
  • ヒリヒリ感
  • かさぶた
  • 一時的にシミ・そばかすなどが濃く浮かび上がる黒浮き
  • 乾燥

ダウンタイムの期間

一週間程度

ダウンタイムの過ごし方

  • 一週間程は低刺激のスキンケアを使用する
  • 肌が敏感になっているので日焼け対策を十分に行う
  • 肌が乾燥しやすいので保湿を十分に行う
  • 摩擦刺激を与えない

ダウンタイム中の注意点

  • ピーリングやスクラブなど、肌に刺激のあるケアは控えた方がいいとされています。
  • 施術当日は飲酒、入浴、サウナ、激しい運動など、過度に血行が良くなることは、トラブルの原因にもなり得るので避けたほうが良いでしょう。
  • かさぶたは無理に剥がすと、色素沈着を引き起こすと言われています。自然に剥がれ落ちるまで待ったほうが良いでしょう。
  • シミやそばかすの部分が1週間程度濃くなって目立つようになるため、術後1週間程度は大事な予定を入れないことをおすすめします。

HIFU(ハイフ)のダウンタイム 

超音波を狙った深さにピンポイントに照射することで、肌を土台からリフトアップへと導く治療法です。
狙う深さを変えることで、たるみやしわの改善から肌質改善、小じわの改善など様々な効果が期待できます。
たるみの原因となるSMAS層に直接アプローチできることから、切らないリフトアップ治療機と言われています。  

ダウンタイムの症状

基本的にダウンタイムはないと言われていますが、下記のような症状がある場合もあります。

  • 赤み
  • ほてり
  • むくみ
  • 熱感
  • 痒み
  • 筋肉痛のような痛み
  • 乾燥

ダウンタイムの期間(症状がある場合)

  • 数時間から数日:ほてり感・むくみ・赤み
  • 数時間から一週間程度:筋肉痛のような痛み

ダウンタイムの過ごし方

  • 肌が敏感になっているので日焼け対策を十分に行う
  • 肌が乾燥しやすいので保湿を十分に行う

ダウンタイム中の注意点

施術当日は飲酒、入浴、サウナ、激しい運動など、過度に血行が良くなることは、トラブルの原因にもなり得るので避けたほうが良いでしょう。

RF治療のダウンタイム

「RF」と呼ばれる高周波を肌に照射して熱を加えることで、しわやたるみの改善や、リフトアップ効果などが期待できる施術です。

「サーマクール」、「テノール」、「ポテンツァ」、「シルファーム」等があります。

機種によってダウンタイムには差があり、サーマクールやテノールはほとんどダウンタイムがないと言われていますが、ポテンツァやシルファームなどのマイクロニードルRFは、微小な針を皮膚に挿してRFを照射するというマシンの特性上、少し赤みが出たりする期間があるとされています。

ダウンタイムの症状

  • ヒリヒリ感
  • 腫れ
  • 乾燥
  • かさぶた
  • 赤み

ダウンタイムの期間

<サーマクール・テノール>

照射直後〜数時間:赤み、ほてり

<マイクロニードルRF>

照射直後〜2、3日間:赤み、ほてり

ダウンタイムの過ごし方

  • 肌が敏感になっているので日焼け対策を十分に行う
  • 肌が乾燥しやすいので保湿を十分に行う

ダウンタイム中の注意点

施術当日は飲酒、入浴、サウナ、激しい運動など、過度に血行が良くなることは、トラブルの原因にもなり得るので避けたほうが良いでしょう。

フラクショナルレーザーのダウンタイム

フラクショナルレーザーは、レーザーを点状に照射して、肌の生まれ変わりや傷の修復を促す施術です。

コラーゲンを生成し、凹凸のあるニキビ跡や、毛穴の開き、小じわをなど改善へ導きます。
フラクショナルレーザーには「フラクショナルCO2レーザー」や「ピコフラクショナルレーザー」等があります。

フラクショナルCO2レーザーは肌表面に微小な穴をあけて、深部までエネルギーを届けることができ、1度の照射で約10〜20%が新しい肌へ生まれ変わるほど高い効果が期待できますが、その分ダウンタイムも7〜10日程度と長めです。

ピコフラクショナルレーザーは肌表面を傷付けずに真皮層へダメージを与えることができるため、ダウンタイムや痛みを抑えつつコラーゲンの増生による肌のハリやシワの改善といった効果が期待できます。
フラクショナルCO2レーザーと比べるとクレーターや傷跡などに対する効果は低いと言われています。

ダウンタイムの症状

<フラクショナルCO2レーザー>

  • 赤み
  • 腫れ
  • ほてり感
  • ざらつき(一時的に化粧ノリが悪くなります)
  • 小さなかさぶた
  • まれに色素沈着
  • ごくまれに水疱
  • 一時的なニキビの増加

<ピコフラクショナルレーザー>

  • 赤み

ダウンタイムの期間

<フラクショナルCO2レーザー>

  • 1〜2日:赤み、腫れ
  • 7〜10日程度:ザラつき
  • 数ヶ月:色素沈着が出た場合

<ピコフラクショナルレーザー>

  • 1〜2日程度:赤み  

ダウンタイムの過ごし方

  • 肌が敏感になっているので日焼け対策を十分に行う
  • 肌が乾燥しやすいので保湿を十分に行う
  • 万が一水泡ができた場合はすぐクリニックへ連絡を

ダウンタイム中の注意点

  • ピーリングやスクラブなど、肌に刺激のあるケアは控えた方がいいとされています。
  • 施術当日は飲酒、入浴、サウナ、激しい運動など、過度に血行が良くなることは、トラブルの原因にもなり得るので避けたほうが良いでしょう。
  • かさぶたは無理に剥がすと、色素沈着を引き起こすと言われています。自然に剥がれ落ちるまで待ったほうが良いでしょう。

注入(ヒアルロン酸、ボトックス)のダウンタイム

ヒアルロン酸注射は、気になる部位に注入して、しわやくぼみを目立たなくしたり、唇や鼻などのパーツに注入して理想の形成を目指すなど、様々な目的に使用されています。
ボツリヌス(ボトックス)注射は、表情じわやエラの張りの改善や、脇の発汗抑制などの効果が期待できる施術です。

ダウンタイムの症状

  • 注入部に痛み
  • 注入部に赤み
  • むくみ
  • まれに小さな腫れや内出血

ダウンタイムの期間

1〜2週間程度

ダウンタイムの過ごし方

注入部位に刺激を与えないように過ごす

ダウンタイム中の注意点

  • 施術当日は飲酒、入浴、サウナ、激しい運動など、過度に血行が良くなることは、トラブルの原因にもなり得るので避けたほうが良いでしょう。
  • 一週間程度はエステやセルフマッサージなどは控えてください。
  • 鼻筋にヒアルロン酸注入した場合、当日のみ眼鏡はかけないようにしてください。
  • ヒアルロン酸・ボトックスを注入後にレーザー治療を受ける場合、2週間ほど間隔を開ける必要があります。施術を受ける前にクリニックへ相談しましょう。

脂肪溶解注射のダウンタイム

皮下に脂肪溶解注射を注入して、部分痩せを目指す施術です。
製剤の種類は「BNLS」、「BNLSneo」、「カベリン」、「チンセラ」等があります。 

ダウンタイムの症状

脂肪溶解注射のダウンタイムの症状は、製剤によって異なります。今までの脂肪溶解注射では、大きな腫れが1週間ほど継続していました。しかし最近は脂肪分解作用の他、リンパ循環作用や肌の引き締め効果のある成分を含む製剤が開発され、ダウンタイムが軽減傾向にあります。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 痛み
  • 熱感
  • むくみ
  • 内出血
  • つっぱり感

ダウンタイムの期間

数日〜1週間程度

ダウンタイムの過ごし方

  • 脂肪排出の効果を高めるためにマッサージを行う
  • 脂肪を効率的に排出するために十分な水分補給を行う
  • 適度な食事と運動を心がける

ダウンタイム中の注意点

  • 施術当日の飲酒は、むくみや内出血の原因になりますので控えてください
  • 顔の施術後は腫れが目立ちやすいので、施術後1週間程度は大事な予定を入れないようにしましょう

ピーリングのダウンタイム

ピーリングの種類には、「ケミカルピーリング」、「マッサージピール」等があります。 

ケミカルピーリングは、表皮の古い角質を剥離することで肌のターンオーバーを促し、ニキビやニキビ跡、ザラ付き、毛穴の詰まりなどの改善・予防などの効果が期待できる施術です。
一方、マッサージピールは、肌表面だけでなく、真皮層の線維芽細胞を活性化させて、肌の奥からコラーゲンの生成を促し、ハリや弾力のあるへと導く施術です。ニキビ跡やくすみ、肝斑や肉割れの改善にも期待できます。

ダウンタイムの症状

ダウンタイムの症状は、ピーリングで使用する薬剤の種類によって異なります。 

  • 乾燥・肌のつっぱり感
  • 赤み
  • ヒリヒリ感
  • チリチリとした刺激・皮むけ

ダウンタイムの期間

  • マッサージピール:2〜3日程度(赤みや皮むけ)
  • ケミカルピーリング:数時間〜1日(赤み)

ダウンタイムの過ごし方

  • 一週間程は低刺激のスキンケアを使用する
  • 肌が敏感になっているので日焼け対策を十分に行う
  • 肌が乾燥しやすいので保湿を十分に行う

ダウンタイム中の注意点

  • ピーリングやスクラブなど、肌に刺激のあるケアは控えた方がいいとされています。
  • ハイドロキノンやレチノールを使用している方は皮膚が薄くなっていることがあり、ピーリングの反応が強く出る可能性があります。施術を受ける1〜2週間前からハイドロキノン・レチノールの使用を一旦中止しておくことをおすすめします。

ダウンタイムがない施術はあるの?

ダウンタイムがない施術はあるの?

ここまで施術別のダウンタイムについてご紹介してきましたが、忙しい日々を送っている人は「ダウンタイムのためにまとまった時間なんて取れない・・・」と感じるかと思います。

本章では、ダウンタイムのほとんどない施術を3つご紹介します。

「初めて美容医療の施術を受ける」という人にもおすすめです。

イオン導入、エレクトロポーション

どちらも電流を流して美容成分を肌の奥まで届ける施術です。
「イオン導入」は、ビタミンCなどの水溶性の美容成分をイオン化して真皮層まで届けて、ニキビの改善や美白効果が期待できる施術です。

一方、「エレクトロポーション」は、特殊な電流により一時的に皮膚に隙間をあけて、細胞内に有効成分を届ける施術です。
イオン導入ではできなかったヒアルロン酸やコラーゲンなど、イオン化しない大きな分子量の成分を肌の深部に浸透させることができ、ハリや弾力アップ効果も期待できます。
イオン導入の約20倍以上の浸透効果があると言われています。

美容注射・点滴

注射や点滴によって有効成分を血管内に直接投与して、体の内側から美肌、健康へ導く施術です。

サプリメントなどの内服のように消化吸収されないため、成分を高濃度のまま届けることができ、より早く、高い効果が期待できます。

「白玉点滴(注射)」、「プラセンタ」、「ビタミン」、「脂肪燃焼ダイエット」など様々な種類があります。

プラズマシャワー

「プラズマ」と呼ばれるイオン化させた気体を照射し、ニキビ、しわ、くすみなど様々な肌悩みを改善へと導く施術です。

プラズマには高い殺菌力があり、ニキビの原因菌であるアクネ菌を死滅し、ニキビを改善へ導きます。
コラーゲンや線維芽細胞の活性化も促すため、ハリや弾力アップも期待できます。
また、ドラッグデリバリーシステムという作用により「プラセンタ」、「ボトックス」、「サイトプロ(ヒト骨髄幹細胞由来成分)」など、自分の肌に必要な薬剤を肌内部へ浸透させることによる、高い美肌効果が期待できます。

まとめ

ダウンタイムとは、施術後に起こる、赤みや腫れ、むくみ、かさぶたなどが回復するまでの期間のことです。

施術の種類によってダウンタイムは異なるので、自分の受けたいと思う施術のダウンタイムについてしっかり理解して、予定の調整などを計画的に行うようにしましょう。

「まとまったダウンタイムのための時間が取れない」「初めて美容医療の施術を受ける」という人は「3、ダウンタイムがない施術はあるの?」でご紹介した、ダウンタイムリスクの低い施術も検討してみてください。

どんな施術も個人差があります。施術を受ける前に病院やクリニックの先生と自分に合った施術方法について相談してみることをおすすめします。

※マッサージや化粧品などの情報が記載されている場合は監修範囲に含まれません。

※執筆・掲載日時点の情報を参考に医師監修しております。

※当サイト記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。あらかじめ、ご容赦ください。

コラム一覧

ページトップへ