美白を実現するためのセルフケアとは?
シミを作らないために必須、UVケア
シミを作る最大の原因は紫外線。紫外線を浴びると紫外線から肌を守るために、メラニン色素が分泌されます。メラニン色素が紫外線の害から肌を守ってくれるのですが、このメラニン色素が過剰に生成されてしまうことがシミの原因になってしまうのです。
そのため紫外線をいかに防いでケアをしていくかが透明美白肌の鍵となります。日光が降りそそいでいる日は四季を問わず、室内でも日焼け止めをつけることをオススメします。日焼け止めは、用途によってSPFやPA値が違うものを使うことをおすすめします。数値が高いものは日焼け止め効果は高いものの、肌への負担が大きいため普段遣いには向きません。日常的にはSPF値の低いものをこまめに塗り直すか、UVカット機能のあるパウダーを使うなどして防ぎましょう。
肌荒れや吹き出物を作らないための生活習慣見直し
紫外線を浴びて分泌されたメラニン色素は通常であれば肌の代謝、ターンオーバーで古い角質とともに剥がれていきます。しかし、なんらかの原因でターンオーバーが乱れるとメラニン色素が落ちずに滞留しシミとなってしまいます。
また生活習慣の乱れが原因で起こる肌荒れでも炎症が長引いたりすることで色素沈着を起こしてしまうことも。睡眠時間の確保、規則正しい食生活、コントロールできる範囲でストレスを低減させておきましょう。
あわせてサプリメントを摂取することもオススメします。メラニン色素の生成を抑える「トラネキサム酸」や「ビタミンC」が配合されているサプリメントを摂ることで、透明美白肌へ近づいていきましょう。
美容クリニックだからできるレベル違いの美白治療とは?
セルフケアだけでは物足りない!もっとすぐに効果がほしい!そんな人には美容クリニックでのケアがオススメです。ここでは美容クリニックでできる代表的な美白ケアをいくつかご紹介します。
光治療(フォトフェイシャル)
透明美白肌のための王道と言えば、フォトフェイシャルなどの光治療です。
「IPL」という光をお肌にあてることで、しみ、くすみ、ニキビ、赤ら顔などの複数の肌トラブルを改善へと導きます。
シミの原因となるメラニン色素や、赤みの原因となる酸化ヘモグロビンに光でダメージを与えることで、シミや赤みなどの改善が期待できます。また、シミなどの部分的な症状だけでなく、顔全体のトーンが上がる美白効果や、光の熱作用により線維芽細胞を活性化することで、コラーゲンの増殖を促し、肌のハリ感アップといった効果も得られるとされています。
光治療の最大のメリットはダウンタイムがほとんどないことで、レーザー治療のように照射した箇所に絆創膏などを貼る必要がなく、効果も徐々に現れるため、周りにも気づかれにくいということも嬉しいポイントです。また、シミの改善だけでなく、顔全体の美白や美肌といった副次的効果も期待できる為、複合的な肌トラブルを改善したい場合に適した治療法だと言われています。
デメリットとしては、シミが完全に消えないことがある、また、複数回通う必要があることなどがあります。そのため、レーザー治療よりは費用が高くなると言われています。
レーザー治療
光治療が顔全体の美白を行うのに対し、レーザー治療はピンポイントにシミを改善する治療法です。シミの原因となるメラニン色素への反応が高いレーザー機器を用いて、シミの部分に光を照射することで、メラニンを分解、排出してシミを改善へと導きます。
シミへの効果が高いとされている反面、術後に患部がかさぶたとなり、剥がれ落ちるまでの期間(ダウンタイム)が長く、1週間程度絆創膏を貼る必要がある場合もあります。また、かさぶたが剥がれ落ちた後も、紫外線や保湿などのケアを怠ると、その部分が色素沈着を起こす、いわゆる「戻りシミ」が発生してしまうリスクもあります。
メリットとしては、光治療などと比べて回数が少なくて済むため費用が抑えられる、さらに、消したいシミをピンポイントで消すことができるという点があげられます。
なお、レーザーによるシミ取り治療は、再発する可能性もあると言われています。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとはお肌の表面に溜まった不要な角質を、酸などの薬剤で溶かす治療です。
前述した通り、肌は本来約一か月というサイクルでターンオーバーしています。しかし肌のターンオーバーがストレスや生活の乱れ、外的刺激などで乱れてしまうと、本来垢とともに剥がれ落ちるはずだった古い角質やメラニン色素が残ってしまい、しみやくすみになってしまいます。
ピーリングは肌に溜まった不要な角質を酸で溶かすことでターンオーバーを正常化する治療です。
ケミカルピーリングは使われる薬剤によっても効果が変わってきます。代表的なものはサリチル酸や、フルーツ酸の一種のグリコール酸などがあります。また、最近ではTCA(トリクロロ酢酸)を主成分とした、肝斑や色素沈着の治療に特化した浸透型ピーリングである「リバースピール」や乳酸を用いて美白へと導く「ミルクピール」などもあります。種類によって効果や費用が変わるため、事前にじっくりと調べることをおすすめします。
2021.09.05
2020.08.31
2020.08.31
外用剤&内服薬
美容クリニックの透明美白肌ケアと言うと、光治療やレーザー治療を思い浮かべがちですが、美容クリニックでは外用薬や内服薬などもあります。
外用薬で代表的なものが「ハイドロキノン」です。ハイドロキノンには、シミの原因となるメラニン色素の合成を防ぐだけでなく、すでに滞留してしまったメラニン色素の還元作用もあるため、「肌の漂白剤」と呼ばれるほど美白効果が高いと言われています。
ハイドロキノンの配合量が低いものは化粧品として市販されていますが、配合率が高いものは美容クリニックでないと処方されません。効果がとても高い反面、使用後に赤みが出ることもあるため、医師による診察が必要となります。
内服薬は、肝斑に効果があるとされている「トラネキサム酸」や「ビタミンC」のほかにも、メラニン色素を作るチロシナーゼのはたらきを抑える「L-システイン」などがあります。
外用薬や内服薬を他の治療法とうまく組み合わせて透明美白肌を目指していきましょう。
イオン導入
イオン導入は、機械で皮膚に電流を流すことで、普通に塗るだけでは浸透しない美容成分を、肌の奥まで浸透させる施術です。通常、肌の表面には体内に異物が入ってこないようにするためのバリア機能がありますが、イオン導入は電気の力でそのバリアの奥まで美容成分を届けるのです。
イオン導入に使う美容成分は、ビタミンCやトラネキサム酸、プラセンタなどいろいろあります。それぞれ効果が違うため、自分の理想とする肌に近づける成分をカウンセリングなどで聞いてみると良いでしょう。
点滴
美容クリニックならではの治療法で忘れてはならないのが点滴です。
最近では美白点滴として「白玉点滴」なども人気です。これらの点滴では、有効成分を直接血液に送り込むことで、効率的に成分を身体全体に行き渡らせることができます。様々な栄養素を一度に取り入れることができるため、美白だけでなく、疲労回復や免疫力アップ、肌荒れ改善などの効果も期待できます。
2021.08.21
2021.08.24
2020.10.26
まとめ
女優のような透明美白肌を実現しキープしていくには、早いうちからのケアが大事。セルフケアだけで透明美白肌になるには時間がかかりそう…という方は、美容クリニックでのケアも活用してみてはいかがでしょうか。